配偶者からの突然の離婚宣言に驚かない方はいらっしゃらないことでしょう。
配偶者からの突然の離婚宣言は、ときには、配偶者側のミッドライフクライシスが原因の場合があります。
今まで、離婚寸前のご夫婦の皆さんを数多く救ってきた夫婦コンサルタント伊藤敏恵が、『配偶者の離婚宣言とミッドライフクライシス』についてお話させていただきます。
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【配偶者の離婚宣言とミッドライフクライシス】
By. 夫婦コンサルタント/心理カウンセラー伊藤敏恵
本日は、『配偶者の離婚宣言とミッドライフクライシス』についてお話させていただきます。
あなたには、『今、トライしなかったらこの先、後悔するかもしれない』と思う何かがありますか?
たとえば、配偶者との関係を修復しなければ、この先、後悔するかもしれない…とか、
ご両親との関係を修復しなければ、この先、後悔するかもしれない…とか、
あるいは、ご自分の子供との関係を修復しなければ、この先、後悔するかもしれない…とか、
もしかしたら、自分の夢や自分の願望の何かを達成しなければ、この先、未来のどこかで後悔するかもしれない…とか、
あなたには、『今、トライしなかったらこの先、後悔するかもしれない』と感じる何かがありますか?
または、あなたにとっては、どうしてもあきらめたくないことや、まだ、GIVE UP したくないことがありますか?
たとえば、もしもあなたが男性である場合、「まだ自分は男でいることをあきらめたくない。」とか、「妻から尊敬されていないから、尊敬される男になりたい」とか、
または、もしもあなたが女性である場合、「まだ女性でいることをあきらめたくない。」とか、
お母さん的な存在から抜け出して、夫からきちんと女性として見てもらいたいとか、
そういったことも含めて、今のあなたには『今、トライしなかったらこの先、後悔するかもしれない』ということや、
まだ、あきらめたくないこと、どうしてもGIVE UPしたくないことがありますか?
もしも、今現在のあなたに、『今、自分がトライしなかったらこの先、後悔するかもしれない』という何かが、まったくない、という場合は、とても素晴らしいと思います。
理由は、それは、あなたが今現在の生活や、今現在のあなたの状況に満足しているということですから、その場合は、ぜひ、今の幸せを維持するようにしていただければよろしいかと思います。
ただ、もしも今現在のあなたに、
『今、トライしなかったらこの先、後悔するかもしれない』という何かがある場合は、
あなたは、そのことについて、いつから、トライする予定ですか?
今週からですか?
それとも、来月からですか?
それとも、来年からですか?
もしかしたら、5年後とか、10年後とか?だったりしますか?
私と主人は、色々なことを話せる関係性を持っておりますので、色々なトピックについて、日々、ディスカッションするんですけれども、
私のこのお話を聴いてくださっているあなたがご存知かどうかわかりませんが、私の主人は心理学者で、リレーションシップコーチとして、私と同じように夫婦関係の修復の仕事に従事しておりますが、
以前、私と主人が話をしていたトピックに『今までの自分の人生で後悔していることはあるか?』というトピックがありまして、
主人の答えは『後悔していることがいくつかある』というもので、私の答えは『後悔していることはない』という、意外にも対照的な答えだったのです。
私のその答えに対して、意外にも主人はとても驚いておりまして、「後悔していることがない。というのは、すごいことだな。」と感心していたのです。
もちろん、私の過去を振り返ってみますと、私の人生にとっての分岐点になるような何らかのイベントといいますか、
人生を左右するかもしれない、いくつかの大きな選択肢に直面した経験がありますので、
もしも、その時に、別の選択肢を選んでいたら、私は今頃、どうしていたかな?と思ったりするときはあるのですけれども、
でも、それは後悔ということではなく、逆に、「その時にあの選択肢を選んだからこそ、今の私がある。」と思えるため、私にとっては後悔という思いはまったくないのです。
実は、この「後悔しない生き方をする」ということは、ミッドライフクライシスにならないためにも、非常に重要なことでして、
ミッドライフクライシスとは何か?といいますと、簡単に言ってしまうと、
自分のこれからの将来について考えてみたとき、今現在、満たされていない自分の願望の何か、これは人によって異なるのですが、
その自分の願望の何かが、この先もない状態、たとえば、5年後とか、10年後とかを考えたとき、自分の願望が満たされない状態で生きていくことに対して感じる恐れ。
これが、ミッドライフクライシスです。
たとえば、今現在、Aさんという男性が自分の妻とセックスレスだったとします。
仮にAさんの年齢を40歳だと仮定した場合、40歳のAさんは、今現在、自分の妻とセックスレスですので、自分の5年後や10年後、45歳、あるいは50歳。
このことを想像した時、自分が、二度とセックスができないかもしれない、ということを想像すると、とても怖くなってくるといいますか、
「このまま、セックスができない人生を続けることは絶対に嫌だ!」という思いを強く持つようになります。
その強い思いが原動力となって、Aさんは不倫を始めたり、あるいは、風俗に行ったり、何らかの手段で、自分の願望であるセックスを得るためのアクションを取るということなのです。
私のお話を聴いてくださっているあなたが、どの年代であるのかにつきましては、私にはわかりませんけれども、ミッドライフクライシスになってしまう多くの皆さんは、
ご自分の生活や自分の人生の中で、やりたい思いはあるけれども、実際には何らかの事情でできない状態になっている。
今までは、それをなんとか、我慢といいますか、自分の中で抑え込むといいますか、
表面に出さないようにしながら、毎日を生活していらっしゃる状態になっており、それがずっと続いているということです。
なかには、ご自分の願望や、ご自分がやりたいことを忘れるようにしていらっしゃる方たちもおられますけれども、
そのような皆さんが、ある地点に達しますと、このある地点というのは、いわゆる、ライフイベントと呼ばれるような人生の分岐点のようなものなんですけれども、
私たち人間は、その分岐点に達したとき、ふと、自分の将来を考えるようになるわけなんですね。
年齢というのは、この分岐点のひとつになりますし、他には、自分にとっての近い関係性の誰かが病気になってしまったり、
または、知り合いや友人や両親が亡くなったりすることも、自分の将来を見直す分岐点になる場合があります。
さらには、自分の友人や同僚が離婚した場合、もしも仮に、自分の夫婦関係が微妙な状態になっている場合、
その方にとっては、そのような自分の友人、同僚の離婚という人生のイベント。これも、自分の人生を見直す分岐点になってしまうのです。
私は、長年、夫婦関係の修復のサポートのお仕事をおこなわせていただいておりますけれども、
離婚したいと言っている配偶者側が、このミッドライフクライシスになっているケースというのも今までに、私はたくさん見てきました。
離婚したいと言っている配偶者側の目から見ると、今までの結婚生活の中で、
自分は色々と我慢してきたという思いがあるようで、その我慢をこれから先も続けたくはない、今から、5年後とか10年後になっても、今と同じ生活をしたくない、
といったような強い思いを抱いた結果、配偶者が離婚をしたいと、そういった形になるのも、私は今までたくさん見てきました。
私たち人間には、今、自分がトライしなかったらこの先、後悔するかもしれない』ということや、自分があきらめたくないこと、どうしてもGIVE UPしたくないこと、
というのが、どんどん、蓄積されていったその先に、ミッドライフクライシスが訪れてしまう、ということなのです。
そのため、ミッドライフクライシスは、実際には誰にもで起こる可能性があるものです。
今、私のお話を聴いてくださっているあなたにも、そして、あなたの配偶者にも起こる可能性があるということなのです。
離婚したいと言っている配偶者側に共通していることは、
『今のままの生活を続けていると、自分は幸せになれない。だから離婚したい。』
という思いになっておりますので、
もしもあなたの配偶者が離婚をしたいと言っていて、でも、あなたは今のままで幸せだと感じているから配偶者とは離婚したくない、と思っているとしたら、
これは、何かが違っているといいますか、そのような状態のご夫婦というのは、何かがズレているんじゃないかなと私は思うのです。
『夫婦の片方は今の結婚生活では幸せではないから離婚したいと言っていて、もう片方は今の結婚生活のままで幸せだから離婚したくない』と言っている。
そうなっている場合は、そもそも、そのおふたりは、結婚生活の中に求めていることが違うのではないか?と、私は思う部分があるのです。
あるいは、結婚当初は、ふたりが結婚生活の中に求めていることは同じだったけれども、結婚してある一定の年月が経つと、
なんとなく、ズレが生じてしまい、そのズレを直さないまま、月日が経ってしまったことによって、お互いにわかり合えない夫婦になってしまった。
といったようなケースも、意外と多いのではないかなと私は思う部分があります。
配偶者が離婚をしたいと言っている場合や、配偶者が不倫をしている理由の中には、ミッドライフクライシスが原因になっている場合もあります。
その皆さんたちの多くが、過去のどこかの段階で、夫婦で適切なコミュニケーションを取れていない状態になっており、
自分たちのお互いの思いを正直に話すことができなくなっているんですね。
夫婦で適切なコミュニケーションを取るというのは、ただ単に、今日何があったとか、
子供がどうだったとか、仕事がこうだった、というような情報交換の会話ではなく、
お互いの気持ちがわかりあえるようなコミュニケーションという意味なのですけれども、
これができていらっしゃるご夫婦の皆さんというのは少なくて、実際にこれが、できていらっしゃらないご夫婦の皆さんの方が、非常に多いと私はお見受けしております。
わかり合うためのコミュニケーションができれば、配偶者のミッドライフクライシスの発生の可能性は低くなりますし、
そもそも、わかり合うためのコミュニケーションができれば、配偶者からの離婚宣言も発生しないでしょうし、配偶者の不倫が発生することもないのです。
夫婦がわかり合うためのコミュニケーション方法につきましては、そのためのスキルといいますか、テクニックといいますか、
効果的な会話方法というのがありますので、それを身に着けて活用していただくと、夫婦関係というのはすごく良い方向に向かいますし、
冷めてしまった二人の関係性の中に、再び、愛を復活させることも可能になります。
夫婦がわかり合って愛を復活させるためのコミュニケーション方法につきましては、私の方では、学んでいただけるコースをご提供させていただいておりますので、
ご興味がある方は、ぜひ、私のWEBサイト、coachtoshieito.com をご訪問してみて下さい。
夫婦の会話を変えることによって、夫婦関係がよくなるご夫婦の皆さんを私は今までにたくさん見てきておりますので、
ぜひ、あなたも、配偶者との夫婦関係を良くするために、ご自分たちの会話をですね、見直していただいて、こちらを良くしていただければと思います。
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