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離婚の警告シグナルを見逃さないで下さい【第1ステージ・第2ステージ】

Fighting Couple

Heart connecting

配偶者とあなたが言い合いや口論をする際、おそらく、あなたは、あなたの配偶者がどのような事柄について不満や文句を言っているのかをご存知だと思いますが、

では、あなたの配偶者が、なぜ、その事柄について不満や文句を言っているのか、あなたはその理由と、その時の配偶者の心理的背景をご存知ですか?

夫婦間での言い合いや口論は、ときには、配偶者に対して自分が正当であることを表現するための試みであったり、配偶者に自分のことをわかってもらいたいための試みであったり、

または、配偶者に変わってもらいたいための試みであったりもします。

あるいは、ときには、配偶者と親密感を持ちたいという願望のシグナルであったり、ときには、差し迫った離婚の危機や配偶者の不倫の表れである場合もあります。

夫婦が、ほんの些細なことについて言い合いや口論をすることは、実際には、言い合いのきっかけになっている事柄よりも、その夫婦の関係性のレベルに大きく影響されています。

もしもあなたの配偶者が、言い合いや口論を発生させている立場の場合、あなたは配偶者に対して、適した反応や適した返事をする必要があります。

理由は、もしもあなたの配偶者が言い合いや口論を勃発させてくる立場である場合、

もしもあなたが配偶者に対して、適切な反応をしなかったとしたら、あなたと配偶者の言い合いや口論は、徐々にエスカレートすることになり、

その結果として、あなたと配偶者の関係性は悪くなり、あなたと配偶者の心のつながりは断絶され、

あなたと配偶者の間には心理的な距離ができ、最終的にはあなたと配偶者の間には見えない心の壁が発生するからです。

多くのご夫婦の場合、結婚当初は、比較的多く、口論が発生します。

これは、非常によくあることであり、おそらく、多くのご夫婦の皆さんが体験したことがあることでしょう。

これを、離婚の警告シグナル第1ステージと呼びます。

結婚当初、多くのご夫婦が言い合いや口論をしてしまう理由としては、

それぞれの男女が持っている習慣や風習、生活していく上で必要な事柄に対する対処方法などの違いを順応させようとするため、

ほんの些細なことでも、言い合いや口論が発生することは、おそらく、多くの夫婦が体験することでしょう。

その結果、もしかしたら、夫の方が妻の意見に従う場合もあれば、妻の方が夫の意見に従う場合もあるでしょうし、

あるいは、お互いの妥協点を見つけるための歩み寄りの行動を取るご夫婦も、大勢いらっしゃることでしょう。

結婚した夫婦というのは、結婚当初は言い合いや口論を通して、自分たちの価値観を順応させるための試みをおこないます。

私の元には、結婚したばかりなのにも関わらず、「配偶者が離婚を望んでいるため離婚を回避したい。」というご相談が意外と多く寄せられますが、

このケースの場合は、結婚初期に夫婦がお互いに持っている価値観の擦り合わせや順応がうまくできず、お互いに妥協点を見つけることもできないため、夫婦のどちらかが離婚を決意するという状況になっています。

離婚の警告シグナルの第1ステージは、大抵の場合、結婚して1年~2年程度、ときには3年程の期間で発生します。

Heart connecting

夫と妻、両者の価値観の違いや、お互いが求める生活習慣の違いやお互いに対する要望が小さければ小さいほど、

あるいは、少なければ少ないほど、夫婦がお互いに妥協しなければいけない事柄や、順応しなければいけない事柄は少なくなりますが、

もしも、夫と妻が持っている価値観の違いや、お互いが求める生活習慣の違いが大きければ大きいほど、お互いが妥協しなければいけない事柄も増え、

その結果として、結婚を維持するために配偶者に合わせて、自分自身を犠牲にしたくないと思う側は、この時点で離婚を決意することになります。

Divorce

夫婦がお互いの習慣やお互いのやり方に慣れた後でも、ときには、時折、夫婦間で口論が発生するときがあります。

夫婦間で、時折、発生する口論というのは、別の言い方として例えるのであれば、

私たちが特に健康上の大きな問題がなくても、時々、風邪を引いてしまったり、あるいは、時々、虫刺されの湿疹が発生するようなものです。

それらは、楽しいことではないですし、喜ぶことでもないかもしれませんが、しかしながら、それらは自分自身でかなり、簡単に管理することができ、また、対処できることです。

もしも夫婦が、良い夫婦関係の状態を維持するためにのメンテナンスをきちんとおこなっていれば、通常、時折、発生する夫婦の口論というのは大きな問題にはなりません。

もしも夫婦が、夫婦ふたりっきりで一緒に時間を過ごすことを定期的におこない、楽しい会話をすることができ、スキンシップやセックスができる状態を維持していれば、

仮に夫婦間で議論しなければいけない問題が発生しても、その議論によって、夫婦の関係性に大きなダメージが与えられることはありませんし、

そのような議論や討論は、一時的なものになり、お互いに長期間、怒りの気持ちを持ち続けるようなことないのです。

夫婦というのは、男性1名、女性1名の組み合わせです。

そもそも、夫婦というのは『人生を共にする男女の組み合わせ』です。

そのため、この男女2人の関係性を良いものにしておかなければ、夫婦というのは、一緒にいることが苦痛になります。

夫婦というのは、お互いに一緒にいることを楽しむ気持ちがなくなれば、ただ単に、打算的な理由によって同じ家で同居しているだけの人間になります。

多くの場合、もしも夫婦が気持ちの上でつながっていなければ、夫婦のどちらか一方が、もう片方よりも先に結婚生活に対して不満を抱くようになります。

不満を抱いた夫婦の片方は、何らかの方法で、配偶者と気持ちの面でつながるための何かを試みるかもしれませんが、

もしも、それが失敗した場合は、彼または彼女は、配偶者に対して不満を言い始めたり、文句を言ったりすることを開始し、それによって、夫婦間での言い合いや口論が増えるかもしれません。

あるいは、夫婦間で意見の相違が、度々、発生し、夫婦の片方である妻、または夫が、自分の意見を通すことに執着し、相手を自分に従わせるための方法のひとつとして、妻、または夫側から、不満や文句を、度々、言う場合もあります。

これを、離婚の警告シグナルの第2ステージと呼びます。

couple3

例えば、

「いつも帰宅時間が遅くて、全然、早く帰ってきてくれない。」
「いつもスマホばかりいじっていて何もしてくれない。」
「飲みに出かけてばかりで家に全然、いてくれない。」
「一緒に食事をしてくれてもいいんじゃない?」
「たまには、一緒に出かけてくれてもいいんじゃない?」
「もう、私のことなんてどうでもいいんでしょ?」

などといったように、配偶者に対して不満や文句を言うようになります。

しかし、このような不満や文句を配偶者に言う側が望んでいることは、その逆であり、

「本当は、早く帰ってきて欲しい。」
「本当は、スマホをいじらず、協力して欲しい。」
「本当は、飲みに出かけずに、家にいて欲しい。」
「本当は、一緒に食事をして欲しい。」
「本当は、一緒に出かけて欲しい。」
「本当は、私のことを気にかけて欲しい。」

ということなのです。

つまり、不満や文句の背景には、不満や文句を言う妻(夫)側は、配偶者に対して、

・本当は配偶者ともっと仲良くなりたい。

・本当は配偶者ともっと一緒に時間を過ごしたい。

・本当はもっと配偶者と気持ち的につながりたい。

・本当はもっと配偶者と肉体的につながりたい。

・本当は、もっと配偶者に自分のことをわかってもらいたい。

という思いを持っているのです。

しかしながら、相手に不満や文句を言うことによって、配偶者に自分が求めていることを察してもらうという方法は、まったく、効果がない方法であり、

むしろ、これを続けることによって、配偶者は妻(あるいは夫)から離れていきます。

妻(あるいは夫)が、配偶者に対して、不満や文句を言うという方法を使用し、夫婦間に言い合いや口論が発生した際、もしかしたら、しばらくの間は、配偶者側も妻(あるいは夫)のご機嫌を取る行動をしたり、

あるいは、しばらくの間、妻(あるいは夫)は配偶者から不満や文句を言われた事に対して減らしたり、休止するかもしれませんが、

その配偶者の行動も、実際には長く続くことはなく、通常、若干、ほとぼりが冷めたら、再度、再開されます。

その結果、配偶者を変えたいと思っている妻(あるいは夫)は、しばらく経ったら、再度、配偶者に不満や文句を言い始めるようになり、ふたりの心の距離は、益々、離れていくのです。

離婚の警告シグナル第2ステージでは、以下のことが発生する可能性があります。

(1)配偶者から不満や文句を言われている側が、それに耐えられなくなった場合、離婚を決意するか、または、配偶者に隠れて不倫をする。

(2)配偶者に不満や文句を言っている側は、自分が次に乗り換える候補(別の異性)や自分の幸せにつながる何かを見つけた場合、離婚を決意する。

もしも不満を言っている側が妻である場合、妻にこの2つの理由のどちらかが構築された場合、妻は夫と離婚することを決意します。

Loving Couple3

本来、多くの皆さんは、自分のパートナーと、より多くの時間を一緒に過ごしたいと思っており、

多くの皆さんは、自分以外の他の誰かや他の何かよりも、自分がパートナーにとって重要ではないように感じた時、

あるいは、自分がまるでパートナーにとって大切な人ではないように扱われた場合、多くの人々は配偶者に不満を言うようになります。

他の誰かというのは、パートナーの仕事仲間や友人、不倫相手かもしれませんし、義両親や自分の子供たちの場合もあります。

他の何かというのは、パートナーの仕事や趣味、飲み会やイベント、スマホやゲームなどといった場合もあります。

これらは、あまりにも多くの皆さんが軽視し、無視してしまう初期の離婚警告シグナルです。

多くの場合、これらの不満は、配偶者との結婚生活に対する不満として、増大し、蓄積されていきます。

通常、この段階では、不満を言っているパートナー側は、まだ、ふたりの関係性を改善したいと考えていますが、

もしも、この段階で、ふたりの関係性が改善されない場合は、夫婦は『第3ステージ』に進みます。

第3ステージについては、別の記事で解説しますが、ステージが進めば進むほど、離婚の危機が高まり、修復の可能性が減るということを、ぜひ、ご理解してください。

もしも既に、離婚の警告シグナルが発生している場合は、お早めに夫婦の関係性を改善することが、離婚を発生させないために必要です。

夫婦コンサルタント/心理カウンセラー
伊藤敏恵

Toshie Ito

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