■In Love の気持ちを維持すること
幸せな結婚生活を長続きさせるためには、いくつかの重要なキーポイントがあります。
私の主人は心理学者であり、私と同じように夫婦関係の修復をサポートする仕事に従事しておりますが、
主人と私は、結婚した後もお互いの愛情が育ち続けるために必要なことを続けております。
英語には“In Love”という表現があり、日本語に翻訳すると、おそらく『恋愛中』というような訳になるのでしょうが、実際のニュアンスとしては少し違います。
“In Love”は、相手に対して、ときめきを感じたり、情熱を感じたり、結婚前に相手に対して感じていた“恋する思い”などが含まれております。
愛するという意味の”Love”という言葉と、”In Love”は、実は意味が違います。
この違いにつきましては、親子関係や兄弟姉妹関係を考えてみると非常に理解しやすいことでしょう。
たとえば、あなたとあなたの両親の関係を考えてみて下さい。
おそらく、あなたはご自分の両親のことを大切に思っていて、ご両親のことを愛していることでしょう。
しかしながら、たとえあなたがご両親のことを愛していても、あなたがご両親に対して、ときめいたり、情熱を感じたり、恋する気持ちを持つことはないですよね?
もしもあなたにお子さんがいらっしゃる場合は、あなたとお子さんとの親子関係を考えてみて下さい。
あなたはお子さんのことを大切に思い、とても愛していらっしゃると思います。
お子さんのためだったら、ご自分が犠牲になることも顧みない状態になったり、
お子さんのためだったら自己犠牲も構わないと思えるほど、あなたはお子さんのことを愛していることでしょう。
しかし、あなたがお子さんにときめいたり、情熱を感じたり、恋する気持ちを持つことはないですよね?
それが、Loveと In Love の違いです。
実は、多くの皆さんが、結婚した後、配偶者に対して、この“In Love”を失います。
私のクライアントの皆さんたちの中には、外国籍の配偶者と結婚していらっしゃる皆さんもおられるのですが、
私の元にご相談にいらしてくださる皆さんたちの中で、外国籍の配偶者をお持ちの方たちの場合、
外国籍の配偶者が離婚したいと言っている決定的な理由のひとつは、
「”In Love” の気持ちが失われたから。」
という理由なのです。
日本人同士で結婚された皆さんにおかれましては、離婚したいと言っている配偶者側がよく使う共通の言い回しは、
「気持ちがなくなった。」
「(配偶者が)もう、家族になってしまった。」
(※そのため、ときめく気持ちはもう無いという意味)
というものになります。
「配偶者が家族になってしまった。」
という表現ですが、確かに配偶者は法律上は自分の家族です。
実際に家族という立ち位置にいるのですから、自分の配偶者から、
「あなたは家族になってしまったから…。」
と言われても、どういう意味??と思われる方たちも意外と多いのではないかと推測いたします。
しかし、多くの日本人の皆さんにおかれましては、
●家族になった = ときめかない・恋心はもうない・セックスの対象にならない
という意味になってしまうのです。

「家族だからセックスできない。」という言葉の意味は、親子や兄弟姉妹は性的対象から外れるという意味なのです。
私の元には、セックスレスを解消することを希望する皆さんたちからのご相談も寄せられますが、配偶者側が、
「家族になってしまったから、セックスをする対象とは思えなくなった。」
と言ってる話を頻繁にうかがいますが、
「家族になってしまったから、セックスができない。」
という言葉の意味は、
「”In Love” の気持ちが失われたから、自分の妻(または夫)を恋愛対象や性の対象にはならなくなってしまった。」
ということなのです。
そのため、もしもあなたが今現在、配偶者とセックスレスを続けている状態で、もしもあなたが配偶者とのセックスレスを本気で解消したいのであれば、
これからあなたがおこなわなければいけないことは、
■あなたの配偶者の心の中にあなたに対しての ”In Love” の気持ちを作る
ということです。
ここで、あなたに質問です。
Q. あなたは、あなたの配偶者に対して”In Love”の気持ちを持っていらっしゃいますか?
Q. あなたの配偶者は、あなたにに対して”In Love”の気持ちを持っていらっしゃいますか?
もしも今現在、配偶者との夫婦関係の修復を頑張っていらっしゃる方たちや、
もしも今現在、配偶者から離婚宣言をされており、離婚回避をして夫婦関係を良くしたい方たちがいらっしゃいましたら、
実は、この”In Love”の気持ちを配偶者の心の中に、再び、作り上げることは夫婦関係の修復に必要なことのひとつにもなります。
■配偶者のチアリーダー(応援者)になってあげること
良い結婚生活を維持させるためには、夫婦はお互いがお互いのチアリーダー(味方になって応援してあげる人)になる必要があります。
たとえば、もしもあなたが何かをトライしたいと思ったとき、あなたの配偶者があなたの味方になり、あなたを応援してくれたら、きっとあなたは心強く感じるしょうし、
あなたのことを応援してくれる配偶者に対して感謝の気持ちを持ったり、配偶者からの愛を感じることができることでしょう。
しかしながら、もしもあなたが何かをトライしたいと思ったとき、あなたの配偶者があなたのアイディアや意見に対して否定したり、ネガティブな発言をしたり、
あなたがやりたいと思っていることに反対したり、仮に賛成してくれても、快く賛成してくれているわけではなく、
配偶者があなたに対して、「勝手にやったらいい。」というような反応をした場合、はたしてあなたは配偶者からの愛を感じることができますか?
おそらく、そのような反応を配偶者からされてしまったら、多くの皆さんは配偶者からの愛を感じることができなくなるのではないでしょうか。
結婚生活の中で、そのようなことの積み重ねが発生すると、おそらく、多くの皆さんは、
「配偶者は私のことをわかってくれない。」
「配偶者は私の自由を認めてくれない。」
「配偶者は私が何かやろうとするといつも反対する。」
というような気持ちを抱くのではないでしょうか。
その結果、配偶者に対する愛情は失われ、配偶者との間には見えない心の壁が作られていくのです。
■配偶者のチアリーダー(応援者)になることは決して難しいことではない
私と主人は、お互いがお互いのチアリーダーになることをおこなっております。
私たちの間で発生した”チアリーダー例”といたしましては、
私自身は、実はスカイダイビングが好きなのですが、私の主人はスカイダイビングは絶対にトライしたくないという人です。
以前、私がスカイダイビングをトライした際、主人はこのように言ってくれました。
「ボクはスカイダイビングをやりたくないから、キミと一緒にスカイダイビングをチャレンジすることはないけど、
でもキミがスカイダイビングをするとき、一緒にその場所まで行って、ボクはキミのカメラマンになって、キミがスカイダイビングしているところを写真で撮影してあげるよ。」
この時、主人は、私がスカイダイビングをしている最中、地上で待ちながら、私が空から降りてくる姿をカメラに収めてくれました。
私自身も、主人が何かをしたいと言った際には、主人のチアリーダーになっております。
皆さんに誤解しないでいただきたいことは、チアリーダー(応援者)になるからといって、
配偶者がおこなうことすべてに対して、肉体的な面で協力しなければいけないということではありません。
仮に、あなたが肉体的な面で配偶者に対して協力や応援をすることができなかったとしても、
配偶者がおこないたいことに関して理解を示してあげることや、
配偶者がおこないたいことに関して快く賛成してあげることは可能になるのではないでしょうか。
おそらく、配偶者の味方になり、配偶者が持っている世界観や価値観を理解して認めてあげることが可能なものもあることでしょう。
もしも仮に、あなたの配偶者が非常にクレイジーなアイディアを持っており、あなたが配偶者のクレイジーなアイディアを受け入れることによって、
もしもあなたに何らかの被害が発生するのであれば、その事柄については協力できないと断る選択肢もあります。
もちろん、あなたには断る自由もありますし、誰もあなたがおこなうことを強制することはできません。
しかしながら、もしもあなたが、配偶者がおこなう事柄のすべてに対してチアリーダーにならない場合は、
あなたの配偶者は、あなた以外の別の誰かを”チアリーダー”にするでしょう。
あなた以外の別の誰かが、あなたの配偶者のチアリーダーになった場合、あなたの配偶者とそのチアリーダーが親密な関係性になることは間違いありません。
あなたの配偶者とそのチアリーダーが親密な関係性になった後、どのようなことが発生するか、あなたには想像できますか?
夫婦というのは、お互いがお互いのチアリーダーになることによって、夫婦の絆をもっともっと深めることが可能になりますが、
あなた以外の別の誰かが、あなたの配偶者のチアリーダーになった場合、あなたの配偶者とそのチアリーダーとの間に、絆が生まれるということが発生してしまいますので、
もしもあなたが、あなたの配偶者が別の異性との親密な関係性を構築することを発生させたくない場合は、あなた自身が配偶者のチアリーダーになることが必要です。
夫婦コンサルタント
伊藤敏恵
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