もしもあなたが配偶者(夫または妻)と別居をしていても、再び、配偶者と同居を再開し、一緒に暮らしていくことは可能です。
しかし、もしもあなたがそれを望むのであれば、あなたとあなたの配偶者の両方にとって、ストレスなく、適切な距離感と適度なスピードで進めていく必要があります。
別居をしているからといって、必ずしも離婚になるわけではありません。
あなたが配偶者との同居を望んでいるのであれば、適切なステップと適切な行動を取り、ふたりの人間関係のレベルを上げていくことによって、再び、同居を開始することも可能なのです。
■多くの人々は、別居解消に向けて間違ったことをしています
離婚回避をして、別居をしている配偶者と別居解消をするために一番最初におこなわないといけないことは、配偶者と気持ちを再び繋ぎ合わせるということです。
『配偶者との気持ちを繋ぎ合わせる』
この言葉の意味は、あなたの配偶者とあなたの間に発生している『心の壁』を取り除き、あなたの配偶者が『あなたと一緒にいたい』と思うようになるということです。
通常、夫婦のどちらか一方が離婚をしたいと思っている場合、離婚をしたいと思っている側の心は既に、もう片方の配偶者から離れています。
これを、心理学では
Emotional dis-connection と言います。
Emotional dis-connection とは、感情的な部分で相手と繋がっていないという意味です。
もしも今現在のあなたが、配偶者との夫婦関係の修復を試みている最中であるならば、おそらくきっと、あなたには理解できると思います。
ふたりの間には見えない壁がある…。
ということを。
気持ちが繋がっていない夫婦は、同じ家にいても、同じ部屋にいても、会話が盛り上がることもなく、気まずい雰囲気が続き、
特に、離婚したいと言っている側に関しては、たとえ、同じ空間にいても『心、ここに在らず』という状態になっているのではないでしょうか。
配偶者と同じ部屋にいても、配偶者はスマホをいじっているだけであったり、ゲームに夢中になっていたり、
あなたと同じ空間にいるのにも関わらず、積極的にあなたと関わることをしない状態が続いている。
まだ配偶者から離婚宣言をされていない状態でも、配偶者との気持ちの繋がりが断絶されてしまったご夫婦は、世の中に大勢いることでしょう。
もしかしたら、既に今現在のあなたもそのような状況になっていらっしゃるかもしれませんね。
人間という生き物は、少しでも感情的な面で繋がりがある人とは、人間関係を完全に断ち切るということができません。
そのため、もしもあなたが配偶者から離婚宣言された場合、そしてあなたが離婚回避をして、配偶者との夫婦関係の修復を望んでいるのであれば、
まずはじめにあなたがやらなければいけないことは、配偶者側に発生している『あなたに対する心の壁』を取り除き、
あなたから離れてしまった『配偶者の気持ちをあなたに再び繋げる』ということです。
これを、心理学では Re-Connectionと言います。
夫婦が別居をしているからといって、必ずしも離婚になるわけではありませんが、
その一方で、別居期間が長期化し、なかなか、別居解消に向かえない方たちも一定数いらっしゃることでしょう。
夫婦が別居解消に向かえない理由のひとつには、配偶者の目から見て、別居解消を決意するための『決め手がまだない』という理由があります。
この『決め手』というのは、それぞれの人によって異なりますが、基本的には、
●別居解消を決意するための十分な動機が作られていない
ということになります。
もしも、今現在のあなたが配偶者と別居をしている場合、配偶者側の方が別居解消を言及しない場合、あなたの配偶者の気持ちはまだあなたに繋がっていない状態であり、
さらには、あなたの配偶者の心情としては、別居解消をしてあなたと一緒に同居をするための決め手がまだ作られていない、ということなのです。
■配偶者の気持ちをあなたに繋げるために必要なことは説得ではない
配偶者が離婚をしたいと言っている場合、少なくとも、配偶者があなたのことを好きだと思う気持ちは、結婚する前の状態とは違うということを理解して下さい。
多くの皆さんは、配偶者が離婚したいと言い出した際、配偶者に離婚を思い留まってもらうために、配偶者に謝罪をしたり、配偶者にやり直しをすることを説得します。
配偶者が離婚をしたいと言った時、多くの皆さんは、自分の配偶者の気持ちが自分からどれくらい離れてしまっているかということを考えません。
気持ちが離れるということは、簡単に言ってしまえば、
●相手を好きだと思っていた気持ちが薄れた
あるいは、
●相手を好きだと思っていた気持ちがなくなった
ということです。
このことを冷静に考えてみて下さい。
Aさんという男性がいます。Bさんという女性は、Aさんのことを好きではない状態です。
そのような状態で、AさんがBさんに、
「ボクのことを好きになって下さい。これからボクはあなたが望むとおりの男性になります。だから、ボクのことを好きになって下さい。」
というような説得をBさんにおこなった場合、はたしてBさんはAさんのことを好きになるでしょうか?
あるいは、Cさんいう女性が、Cさんのことを好きではない男性Dさんに向かって、
「私はこれからDさんが望むとおりの女性になります。Dさんが嫌だと言った部分はすべて直します。だから私のことを好きになって下さい。」
というような説得をおこなった場合、はたしてDさんはBさんのことを好きになるでしょうか?
「キミはボクが嫌だと言った部分を全部直して、ボクが望むとおりの女性になってくれるなんて嬉しいな。それなら、ボクはキミのことを好きになるよ。」
というな状況になるのでしょうか?
頭が良い皆さんであれば、そのようなことが発生しないことは、簡単に想像できると私は思います。
離婚したいと言っている配偶者に、
「これから自分の悪い点を直すから、離婚しないでやり直しをして欲しい。」
ということを言うことは、上記でお話した例と同じことなのです。
多くの皆さんは、配偶者を説得することで別居解消をしようと試みます。
しかし、それは完全に間違った方法であり、まったく効果がない方法です。
説得は、あなたの配偶者の気持ちをより一層、あなたから遠ざけるものになります。
別居解消の前に必ずおこなわないといけないことは、
●あなたの配偶者があなたと一緒にいたいと思う気持ちをあなたの配偶者の心の中に作ること
です。
それは、決して、あなたからの説得で出来るものではないのです。
別居解消したい気持ちになっていない配偶者を説得しようとすることは、まだあなたに恋をしていない誰かに、あなたと結婚するように説得することと同じようなものです。
そのため、その方法が成功することはないのです。
ハートコネクティング・コンサルティングでは、配偶者から離婚宣言があっても、配偶者と別居をしていても、
配偶者の気持ちを取り戻す方法や配偶者との別居解消の方法を、あなたの状況に合わせて具体的な行動案をお話させていただきます。
今現在のあなたが、配偶者と別居をしていても、今後のあなたの行動次第では、配偶者と別居解消して、再び、一緒に暮らすことも可能です。
しかしそのためには、戦略を立て適切な行動を取っていただく必要があります。
私はその戦略のパターンを数多く持っております。
そのため、あなたとあなたの配偶者に適した具体的なアドバイスをおこなわせていただくことができます。
正しい戦略なしで物事が成功することはありません。
夫婦関係の修復も同様です。
夫婦コンサルタント
伊藤敏恵
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