離婚したいと言っている配偶者側の共通の発言には以下のようなものがあります。
(1)価値観が合わない
(2)性格の不一致
上記の2つは、今まで私が、長年、夫婦関係の修復のサポートの経験を通して、
離婚したいと言っている配偶者側が最も多く言及する『離婚したい理由』です。
しかし、これらの理由は表面的な理由であり、私たち人間が配偶者と離婚したいと思ってしまう”本当の理由”は、
『あなたの配偶者が離婚したい本当の理由』の中で詳しくお話しているとおりです。
もしもまだ、こちらの記事を読んでいらっしゃらない方がおられましたら、ぜひ、お読み下さい。
もしもあなたが、配偶者から離婚したいと言われており、もしもあなたが配偶者との離婚を避け、
配偶者との夫婦関係を修復することを希望する場合は、
私がお話している『あなたの配偶者が離婚したい本当の理由』を正しくご理解いただくことが、
今後、あなたが夫婦関係の修復のためにやらなければいけない事を決める重要な核になります。
■配偶者と価値観が合わないのは当たり前。理由はあなたと配偶者は違う人間だから
あなたと配偶者の価値観が合わないのは、実は当たり前のことであり、正常なことです。
そもそも、あなたと配偶者は”違う人間”であり、実際には”違うのが当たり前”なのです。
この世の中には、あなたと価値観が100%同じ人はいません。
たとえ、それがあなたのご両親であっても、あなたの兄弟姉妹であっても、あなたの子供であっても、あなたの配偶者であっても、
あなたと価値観が100%同じ人間は、この世にはいないのです。逆にいたら怖いです。
同じ環境下で長い時間を一緒に過ごした人間に関しては、若干、”価値観が似ている”という部分はあるかもしれません。
しかしながら、仮に価値観が似ていたとしても、価値観のすべてが一致しているという人間はいないのです。
特に、配偶者に関しては、生まれも育ちも異なり、育ってきた環境も異なり、育てられた両親も異なり、
さらには今まで学んできたことや、体験してきたことも異なります。
そのような状況下で、あなたの配偶者とあなたの価値観がまったく同じになることは、現実的には100%あり得ないことなのです。
もしも、自分の配偶者との価値観が同じであることを高く期待している人、
あるいは、自分の配偶者が自分の価値観に合わせてくれるのが当たり前と思っている人がいらしたら、
その思考自体が現実的ではなく、心理学的には”歪んだ思考”という判定になります。
■夫婦は価値観が違ってもお互いに歩み寄りをすることが大事という考え方
おそらく、多くの皆さんが、
「夫婦の価値観が違った場合は、お互いに歩み寄ることが大切。」
「価値観が違うのは当然だから、夫婦は歩み寄りが必要。」
などといった思考をお持ちだと思います。
もしかしたら、この記事を読んでいるあなたもそうかもしれません。
しかし、この考え方には、実は大きな落とし穴があります。
それは、この考えをお持ちの方たちのほとんどが考えている『歩み寄り』というのは、
- 自分の考えや価値観に配偶者が歩み寄る
というものなのです。
つまり、多くの皆さんが、
自分が持っている意見や価値観を変えるのではなく、配偶者が持っている意見や価値観を”自分と同じものに変えてもらう”
ということを望んでおり、実際にそれを自分の配偶者におこなってもらおうとするのです。
なかには、それを配偶者に強制する人たちもおりますし、強制とまではいかないものの、配偶者が自分の考えや価値観に賛成するように”配偶者を説得”しようとする人たちもおりますし、
配偶者が自分の意見や価値観に従うように、いかに自分の考えや価値観が正しいかということを正当化する方たちもおります。
配偶者が自分の意見や価値観に合わせるように、不機嫌な態度を取ったり、脅し戦法を使用したり、
ときには、泣き落としという方法を使用する方たちもおります。
仮に、結婚生活の中で、そのようなことが発生したとしても、
発生した回数がわずか数回程度であれば、大きな問題になることはありませんが、
結婚生活の中で、これが度々、頻繁に発生するということになると、その結果として夫婦は、
(1)価値観が合わない
(2)性格の不一致
と、お互いに感じるようになるということです。
■価値観を合わせるための話し合いや、離婚を思い留まってもらうための話し合いは無意味
配偶者から離婚を言及された後、多くの皆さんは、
「配偶者が離婚理由として挙げたことを改善し、努力をするから、離婚をしないで欲しい。」
と、配偶者に懇願する、あるいは、そのための話し合いをしようとしますが、
それは、まったく効果がない方法ですので、トライしないことを私はお勧めします。
離婚したいと言っている配偶者の気持ちを変えるために必要なことのひとつは、配偶者が感じている
(1)価値観が合わない
(2)性格の不一致
この気持ちを配偶者から取り除くということです。
もしもあなたの配偶者が、あなたと離婚したいと言っている場合、十中八九、あなたの配偶者はあなたに対して、
「私たちの価値観は合っていない」
「私たちの性格は合わない」
と思っていることでしょう。
だからこそ、
「このまま夫と(妻と)一緒にいても、将来、私は(僕は)幸せになれるとは思えない。」
と、あなたの配偶者は思っているわけで、
「私が(僕が)、これから幸せになるためには、夫(妻)との離婚が必要。」
と、思われてしまっているいうことなのです。
しかし、今の段階でそのように配偶者から思われているからといって、修復のための希望がまったくないわけではありませんし、
修復の可能性がゼロということでもありません。
仮にあなたの配偶者が、今現在、あなたと価値観が合わないと思っていたとしても、
夫婦関係の修復のためにできることはあります。
重要なキーポイントは、あなたの配偶者から、
「私たちの価値観は合っていない」
「私たちの性格は合わない」
この気持ちを配偶者から取り除くということです。
この気持ちを取り除くために必要なことをおこなっていただければ、離婚したいと言っている配偶者の気持ちを変えることも可能なのです。
離婚したいと言っている配偶者の気持ちを変えるためには、配偶者にとってあなたと一緒に結婚生活を続けることに対して、何らかの希望を持てるようになる必要があります。
その希望の中身は、それぞれの皆さんによって異なりますので、一概に『コレです』と言うことはできませんが、
あなたの配偶者にとって、あなたと一緒にいることによって発生する何らかの喜びや希望を感じる何かが発生しなければ、
あなたの配偶者にとって、あなたと一緒にいる意味がないということになってしまうのです。
■配偶者から価値観が合っていると思ってもらえる方法を使うことで価値観が合ってると思ってもらえるのです
たとえ、あなたがあなたの配偶者から、
「価値観が違うから夫婦としてやっていけない。」
と言われてしまったとしても、再び、配偶者から、
・価値観が似ている
と思ってもらえるための方法があるのです。
残念ながら、多くの皆さんや、多くのカウンセラーはこの方法を知りません。
配偶者の気持ちを変えるために必要なことのひとつは、配偶者から『価値観が似ている』と思ってもらえるようになるためのスキルを使用するということです。
心理学者である私の主人も、私と同じようにこのスキルを主人のクライアントの皆さんにお教えしております。
ハートコネクティングコンサルティングでは、配偶者の気持ちを取り戻すためのスキルを習得し、
再び、夫婦としてやり直していくために必要な修復方法をマンツーマンで詳しくお教えさせていただいております。
人の気持ちは変わります。
私は、今までの数多くのクライアントの皆さんたちのセッションを通して、配偶者側の気持ちが変わることを多々見てきました。
ただし、そのためには、あなたは必要なスキルを学び、そのスキルと使用し、修復のための適した行動を取る必要があります。
夫婦関係の修復は、できる限り、早いタイミングおこなっていくことが大切です。
理由は、修復に取り組みことが遅くなればなるほど、配偶者の心も固まってしまうからです。
夫婦コンサルタント
伊藤敏恵
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