妻が夫と離婚を決意する背景には、必ずといっていいほど、2つの理由のどちらかが隠されています。
(1)ひとつめの理由は、妻は既に別の男性を見つけたか、あるいは、次の乗り換え候補の男性を確保している。
(2)ふたつめの理由は、妻は経済面で夫に頼らなくても生計を立てられる見通しがある。
もしもこの記事を読んでいらっしゃるあなたが男性の場合、そして、もしもあなたが妻から離婚をしたいと言われている場合、
あなたの妻が離婚をしたい背景には、これらの2つのうちのいずれかがある状態です。
私は今まで、長年、夫婦関係の修復の仕事に従事しており、私の元には男性の皆さんからのご相談が数多く寄せられますが、
離婚をしたいと言っている妻側のほとんどには、既に付き合っている別の男性がいるケースがほとんどです。
既婚している妻に、夫以外の別の男性がいる状態。
これは、いわゆる不倫ということになりますが、夫に隠れて別の男性と付き合っているという妻たちは、近年、益々、増加しており、
なかには、複数の男性とネット恋愛をしていたり、出会い系マッチングアプリ等を使用して、次の乗り換え候補の男性を探している妻たちも意外と多いという現状です。
夫に離婚宣言をする妻たちの中には、妻自身が新しい仕事を見つけたり、転職をしたことによって、『経済面での自立』が確保できたため、ある日、突然、夫との離婚を決意する妻たちもおります。
しかしながら、もしも、妻側が経済面での自立ができていなくても、妻の両親が経済面でのサポートをしてくれる場合、夫との離婚を決意する妻たちも意外と少なくありません。
通常、女性という生き物は、経済面での安定を求める生き物であるため、女性自身が経済的に自立していなかった場合には、夫との離婚を決意することが非常に難しくなりますが、
女性自身が経済的に自立をしているか、あるいは、夫以外の別の誰かから経済面でのサポートをしてもらえる場合は、女性は夫との離婚を容易に決意する傾向にあります。
■妻の方から離婚を切り出す場合
妻の方から夫に対して離婚を宣言する場合、妻側の心はかなりの高確率で夫から離れています。
『妻の心が夫から離れてしまっている』という言葉の意味は、
・妻は夫に対して愛情を持っていない。
・妻は夫に対してときめく気持ちを持っていない。
・妻は夫と一緒にいても楽しい気持ちになれない。
・妻は夫に対して”男”としての魅力を感じていない。
・妻は夫と一緒に時間を過ごしたいと思っていない。
・妻は夫とスキンシップをしたい願望がない。
・妻は夫とセックスをして肉体的につながりたいと思っていない。
ということです。
このことは、おそらく、多くの男性の皆さんにとっては衝撃的なことかもしれません。
しかしながら、多くの女性たちは、夫に対して愛情を感じていなくても、打算的な理由によって、夫との結婚生活を維持しますので、夫たちの中には、経済的な安定のみの理由で、妻たちに確保されているというケースも少なくありません。
そのため、妻側が夫に離婚宣言をする場合、大抵のケースでは、妻側が夫に離婚宣言をする半年~1年前から、既に妻の夫に対する気持ちは無くなっています。
なかには、2年~3年といった期間、夫に対しての気持ちを無くした状態であるのにも関わらず、離婚宣言をするための物理的な準備ができていないために、夫との結婚生活を維持しているという妻たちも意外と多いという現状です。
世の中の多くの女性は、ただ単に、純粋な愛だけで夫との結婚生活を続けたいと思っているわけではありません。
女性という生き物は、男性が考えているよりも、打算的な部分を持っており、それは女性が生き残っていくために必要なことでもありますので、女性の中には、自分の夫をATM替わりに考えているケースもあります。
結婚の定義は、人それぞれではありますが、多くの場合、自分たちが生まれ育った国や地域や宗教的観念、さらには、自分の両親や自分の身内が持っている結婚観によって形成されておりますので、
あなたやあなたの妻が持っている結婚の定義や結婚観というのは、必ずといっていいほど、あなたがたの国や地域や宗教的観念、あなたやあなたの配偶者の両親や身内の結婚観と同じものが形成されているはずです。
あなたの周りで結婚している人たちを、改めて、冷静に観察してみてください。
おそらく、かなりの高確率で、あなたの周りの人たちは、あなたと同じような結婚観や結婚生活を持っているのではないでしょうか。
もしかしたら、あなたの妻は、
「亭主元気で留守がいい。」
「夫はお金さえ稼いできてくれればいい。」
「夫はATM。」
などといったような結婚観を持っているかもしれませんし、
もしかしたら、あなたの妻は、
「結婚したら夫とはセックスレスでいい。」
「結婚したら夫とはスキンシップなしでいい。」
「結婚した後は、夫とロマンチックなことをする必要はない。」
などといったような結婚観を持っているかもしれません。
そのような状態で、結婚生活を続けることは、どの男性にとってもつらいことだと私は思います。
本来であれば、夫婦はお互いの気持ちがつながり、お互いを愛する気持ちがあることが理想的です。
あなたもそう思いませんか?
私の元にご相談にいらしてくださる男性のクライアントの皆さんのほとんどは、妻とはスキンシップもなく、セックスもない状態が続いておられますが、
妻側が夫とのスキンシップやセックスを拒否する場合、ほとんどのケースでは、妻側の結婚観が夫が考える結婚観と異なっているという問題が根底にあります。
もしも、今現在のあなたの夫婦関係が、スキンシップやセックスがない冷めた状態になっていても、スキンシップやセックスを復活させる方法はあります。
そのため、もしもあなたが男性で、妻とのスキンシップやセックスを復活させたいと希望する場合は、あなた自身が『男である』という側面を妻に見せていかないといけないということになるのです。
■妻に謝罪しても、話し合いをしても離婚撤回してもらえない理由を理解すること
妻から離婚宣言をされた場合、多くの男性たちは妻に謝罪をし、妻と何度も話し合いを試み、妻が離婚撤回してくれることを説得しようとしますが、これらはまったく効果がない方法です。
●離婚したいと言っている配偶者と話し合いをしてはいけない理由
こちらでは、なぜ、離婚をしたいと言っている配偶者と話し合いをしてはいけないか、離婚宣言をした妻に謝罪をしても離婚撤回してもらえない理由について、詳しくお話しておりますので、ぜひ、ご覧いただき、ご理解をしてください。
もしもあなたが、妻から離婚宣言されていて、あなたた妻との離婚を回避して結婚生活を続けたい場合は、これ以上、効果がない方法を続けないでいただくことが非常に重要です。
多くの男性は、妻から離婚宣言をされてしまった後、妻の要望や要求を満たすために妻に尽くすようなことをおこないますが、実際には、その方法によって、離婚撤回になるケースはほとんどありません。
もしもあなたが男性で、妻に離婚撤回をしてもらいたい場合は、『あなたが魅力的な男である』ということを、今一度、あなたの妻に認識してもらうことが重要なキーポイントであり、
『あなたが魅力的な男である』ということを妻に認識してもうらための方法は、あなたが妻の要望や要求をすべて満たすということによって発生するわけではないのです。
私は、私の元にご相談にいらしてくださった男性クライアントの皆さんたちに、妻から『魅力的な男性だと思ってもらうための鉄則』についてお教えさせていただいておりますが、
もしもあなたが男性の場合、女性である私から『魅力的な男性だと思ってもらうための鉄則』について教えてもらうことは、少し滑稽に感じるかもしれませんが、
私はこれを、自分だけの考えでお教えしているわけではなく、心理カウンセラーとして心理学に基づいた”女性という生き物の心理と女性の動物的本能”を元にお教えさせていただいております。
また、私の夫は心理学者であり、私と同じように夫婦関係の修復の仕事に長年従事しておりますので、心理学者の目から見た”女性心理”に基づき、女性の思考や女性の行動についても、私は男性の皆さんにお教えしております。
女性と男性は、同じ人間でも、思考や行動を含め、まったく違った側面をたくさん持っています。
そのため、もしもあなたが男性で、あなたの妻から離婚を宣言されていて、もしもあなたが妻との離婚を回避したい場合は、あなたが持っている『男性の思考』を使用している限り、離婚の回避をすることは難しいでしょう。
もしもあなたが妻との離婚を回避して、再び、夫婦として、家族として、仲良く暮らしたいと希望しているのであれば、あなたが躊躇している時間はありませんし、効果がない方法を続けることは無意味なことなのです。
『魅力的な男性だと思ってもらうための鉄則』
これを理解し、このために必要なことをおこなっていくことが、妻から離婚撤回してもらうために必要なことです。
夫婦コンサルタント
伊藤敏恵
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