私の元には、夫婦関係が悪くなってしまった皆さんたちからのご質問やお問い合わせが数多く寄せられるのですが、
その中でも、比較的、多くいただくご質問の中に、
「家庭内別居状態を続けていますが、夫婦関係の修復はできますか?」
というご質問があります。
もしもあなたが配偶者から離婚したいと言われている場合、
そして、もしもあなたが、配偶者との夫婦関係の修復をしたいと思っている場合、
今後のあなたに必要なことは、離婚したいと言っている配偶者の気持ちを変えることです。
離婚したいと言っている配偶者の気持ちを変えるためには、
配偶者が、あなたとの未来に希望を持てるようになることが必要なのですが、
はたして、家庭内別居を続けている状態で、あなたの配偶者は、あなたとの幸せな未来を想像できるようになるのでしょうか?
多くの皆さんからいただくご質問のひとつ、
「家庭内別居状態を続けていても、夫婦関係の修復はできますか?」
について、今まで、離婚寸前のご夫婦の皆さんを数多く救ってきた夫婦コンサルタント伊藤敏恵が詳しくお話させていただきます。
(※音声でお聴きいただくことができます。)
(ポッドキャスト・Spotifyでもお聴きいただけます。)
【家庭内別居状態を続けていても、夫婦関係の修復はできますか?】
By. 夫婦コンサルタント/心理カウンセラー伊藤敏恵
本日は、『家庭内別居状態を続けていても、夫婦関係の修復はできますか?』ということについて、お話させていただきたいと思います。
私の元には、夫婦関係が悪くなってしまった皆さんたちからのご質問やお問い合わせが数多く寄せられるのでが、
その中で比較的、多くいただくご質問の中に、『家庭内別居状態を続けていますが、夫婦関係の修復はできますか?』というご質問があります。
私は長年、夫婦関係の修復のサポートのお仕事をさせていただいており、今まで、修復に成功された方たちを数多く見ておりますが、
私の今までの経験上では、家庭内別居状態を継続しながら夫婦関係の修復に成功した例というのを見たことがないのです。
今まで私は、述べ、1万件以上のセッションを、数多くの皆さんとおこなってきておりますが、
家庭内別居状態を続けている状態では、残念ながら、夫婦関係の修復はできないのです。
私のお話を聴いてくださっている聡明な皆さんたちであれば、すぐに理解できることだと思うのですが、
基本的に家庭内別居状態がどういった状態のものであるか?ということを考えてみたら、
なぜ、家庭内別居状態では修復ができないかということについても、理解できると思うのです。
そもそも、多くの皆さんがおこなっている家庭内別居状態というのは、
例えば、お互いにお互いのことを干渉しない生活とか、お互いに顔を合わせることを避けている状態だったり、
一緒に何かをおこなうことはほとんどなく、生活スタイルをずらしてお互いに、なるべく接触しないようにしているとか、
あとは、一緒に食事をしたり会話をするということもない状態。
これが、一般的な家庭内別居状態の状態だと思うのです。
私の元にも、「家庭内別居状態をしてるんです。」という方たちの状況のご説明をいただくのですが、
同じ家の中にいても、例えば、1階と2階で別々の生活をしていたりとか、
生活パターンを合わせないようにして、タイミングをずらして生活するようにしていて、食事も一緒にしないし、会話もしないし、
家族として一緒に行動するということも、まったくないという状態になっているのです。
仮に、夫婦のどちらか一方が、自分の配偶者に話しかけようとしても避けられてしまうことも多かったりしますし、
その、同じ家の中にいても、ただ、同じ家に同居しているだけの同居人的な感じであったり、
あるいは、ある意味、ルームメイト的な感じであったり、というような状況になっているわけです。
もしかしたら、ルームメイトの方がまだ、家庭内別居状態よりはマシかもしれません。
理由は、ルームメイトの場合は、たまには、話をしたりすることもありますし、
お互いの時間が合えば、一緒にご飯を食べたりするとか、何らか接点を持つということもあるかもしれないからなのです。
私は、学生時代に、学生寮に住んでいた経験があるのですが、その当時、私にはルームメイトがいました。
ルームメイトと私は、ものすごく、仲が良い親友みたいな友達という感じではないのですが、
それでも、時々は少なくとも、普通に会話をしたりとか、時々は一緒にお茶したりとか、そういった程度のことはおこなえている状態だったのです。
時々、顔を合わせば、「今日、どうだった?」とか、「元気だった?」とか、
そういった普通の若干の会話はできるようなものが、ある意味、そのルームメイトだということなのです。
そのため、そのルームメイトというのは、基本的には別行動ではあるのですが、でも、ときには、普通に話をしたり、ときには、何らかの接点を持って一緒に行動するときもある、というのがルームメイトです。
では、ここで、家庭内別居状態というのをね、もう一度、思い出してみたいと思うのですが、
家庭内別居状態というのは、お互いにお互いのことを干渉しなくて、お互いに顔を合わせることも避けていて、
一緒に何かをおこなうこともほとんどなく、生活スタイルをずらしてなるべく接触しないようにしている状態で、
もちろん、一緒にご飯を食べたりとか、会話をすることもない、というこの状態ですよね。
ですので、ルームメイトと比較してみると、実際には家庭内別居状態はルームメイトよりも悪い状況だということなのです。
ここまで、お話を聴いてくださった聡明なあなたであれば、もう、ご理解いただけたかと思うのですが、
このような家庭内別居状態、ほとんど会話もなく、顔を合わすこともない人と、これで普通に仲良くなれると思いますか?
おそらく、答えは、「なれるとは思わない。」ですよね?
家庭内別居状態の夫婦というのは、それと同じことなんですよね。
ですので、家庭内別居状態を続けても、夫婦関係の修復はできないというのは、そういったことがあるからなのです。
私たち人間には、気持ちという感情がありますので、人間というのは、自分とまったく会話もなくて、まったく顔も合わせられないような人とは、
仮に、同じ家の中にいたとしても、その人と気持ちがつながること自体がないのです。
この、気持ちがつながるということがなければ、人間関係の修復ということも、これもありえませんので、
結局のところ、残念ながら、家庭内別居では修復ができない、というのは、そういった意味からなのです。
離婚をしたいと言っている配偶者が、あなたと夫婦としてやり直しをしたいと決めるためには、あなたの配偶者が、あなたとの未来に対して、良いイメージを持つことが必要なのです。
つまり、あなたと一緒にいることが、あなたの配偶者にとって、良い未来になるということを、あなたの配偶者が感じられるようにならないといけないということなのです。
そうなりますと、その家庭内別居を続けている状態で、はたしてあなたの配偶者はあなたとの素敵な未来を想像できるかどうか?ということを考えたら、どうでしょうか?
家庭内別居状態を続けていることによって、幸せな未来が来ると思えるでしょうか?
ということなのです。
家庭内別居状態では修復ができないということにつきましては、私の別のブログ記事、
「なぜ、家庭内別居状態では修復ができないのか?」こちらの記事でも、詳しくお話しておりますので、ぜひそちらもご覧になってみて下さい。
離婚したいと言っている配偶者の気持ちを変えるためには、配偶者があなたとの未来に希望を持てるようになることが重要です。
そのため、あなたの配偶者が希望を持てるようになること、これをおこなっていくことが、配偶者の気持ちを変えるためには必要なことになります。
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