夫婦関係を救うには遅すぎると思える指標はいくつかありますが、大多数の人々は、あまりにも早く、自分たちの結婚生活を諦める傾向にあります。
急激に、しかも劇的に自分たちの夫婦関係の進歩と向上が見られないからといって、
それは決して、あなたの夫婦関係を救うには遅すぎるという意味ではありません。
夫婦関係の修復の進捗状況はそれぞれの夫婦によって異なります。
あなたとあなたの配偶者の状況と他のご夫婦の状況は、すべて同じではないのです。
また、それぞれのご夫婦によって、修復の出発地点も異なります。
配偶者から離婚宣言をされた人と、配偶者が調停離婚を申請している状況とでは、
修復に向けて実行できる行動案の中身と必要とするスキルはまったく違いますし、
不倫が発生している夫婦と発生していない夫婦とは、必要な行動案と優先順位は異なります。
さらには、子供がいるご夫婦と子供がいないご夫婦とでは、修復の方法が異なるというわけです。
私は頻繁に、
「夫婦関係の修復はもう手遅れではないか?」
「こんな状態で夫婦関係修復の可能性はないのではないか?」
などといった質問のメールを多くの皆さんからいただきます。
なぜ、多くの皆さんが、自分たち夫婦の修復の可能性はない、あるいは、
もう、自分たち夫婦は手遅れなのではないかと、思ってしまうのかについては、いくつか推測できる要因があります。
(1)彼ら/彼女たちは、自分たちが知っていることやインターネットで知った方法を試したが、状況はまったく変わらない。
(2)状況を好転させる方法をまったく知らないため、自分ではどうしていいのかわからない。
(3)周りの人に相談しても自分が望んでいることと相反するアドバイスをもらい困惑している。
(4)自己流で修復を試みたがまったく効果がでないため修復のモチベーションが低くなっている。
(5)自分には修復できないと最初から諦めている。
などといった状況に陥っているため、多くの皆さんは修復をしたいという思いはあるものの、
その反面、修復に成功することに対する希望を失いかけている状態になっています。
多くの皆さんは、そのような心理状態になっているため、おそらく、誰かに確認をしたいのではないかと思うのです。
「私の夫婦関係はまだ、修復の可能性がありますか?」と。
あなたはどうですか?
もう、あなたの夫婦関係を救うことをあきらめたい心境になっていますか?
◆修復をせずに、離婚をするという選択肢もある

愛がない仮面夫婦や家庭内別居を続けるよりは、離婚を選択した方が夫と妻の両方にとって幸せな場合もある。
もしもあなたが、経済的に自立をしており、仕事もしているという女性であるならば、いっそのこと、夫と離婚をし、きちんと財産分与をしてもらった方が、あなたの未来にとっては安心できる生活になるかもしれません。
あなたの夫もあなたと離婚することができれば、別の新しい女性との第二の人生を踏み出せるかもしれませんし、
あなた自身も、別の新しい男性との第二の人生を見つけることができるかもしれません。
私が考える最も最悪の選択肢は、夫婦関係が悪いのにも関わらず、修復もせず、離婚もせず、
何もせずに、悪い状況のまま、仮面夫婦状態で生活を続ける、あるいは、家庭内別居状態で生活を続けるということです。
夫婦に子供がいない場合は、たとえ仮面夫婦でも、たとえ家庭内別居状態でも、それは大人同士だけのことですから、夫婦ふたりがそのようなライフスタイルで納得しているのであれば、それもよいのかもしれません。
しかし、子供がいる夫婦の場合は別です。
子供がいるご夫婦の皆さんには、夫婦関係が良くない状態の中で育つ子供の立場を考えていただきたいのです。
夫婦関係が悪い状態の中で育つ子供たちは、夫婦関係が悪い両親が自分のお手本の夫婦になります。
そうなると、その子供たちが大人になって結婚した時、良い夫婦関係の作り方を知りませんので、作ることができなくなるのです。
あなたの今の夫婦関係の質は、あなたの子供の未来に関係しているということを、ぜひ、理解しておいて下さい。
その上で、配偶者と修復をする道を選ぶのか、あるいは、いっそのこと、配偶者離婚をして悪い夫婦関係の状態を子供に見せないようにするのか、子供の両親であるあなたが、正しい選択をする必要があります。
一番悪い選択肢は、どっちつかずで、宙ぶらりんで、どちらも選択しないということです。
なかには、「修復を選択しているけれど、修復がなかなか、できない。」とおっしゃる方たちがいらっしゃるかもしれません。
しかし、そのような言葉をおっしゃる方たちのほとんどは、実際には、修復に必要なことを十分におこなっていないことでしょう。
修復したい思いはある。でも、自分の修復のための行動量は十分ではない。
もしかしたら、あなたはこのような状態になっていませんか?
もしも、あなたがそうである場合、今後のあなたの『修復のための行動量』を増やさない限り、あなたの夫婦関係はあなたが望むとおりの修復にはならないでしょう。
■夫婦関係修復の可能性は、あなたが適した行動をおこなうからこそ生まれるもの
夫婦関係の修復の成功は、当事者であるあなたが適した行動を適したタイミングでおこなうからこそ、成功するものであり、
たとえあなたが、どんなに心の中で修復をしたいと思っていても、
現実の生活の中で、あなたが配偶者に向けて、適した行動を適したタイミングで取らなければ成功しません。
配偶者に向けての適した行動とは、それぞれの皆さんの状況によって異なりますので、これだと限定して言うことはできません。
たとえば、もしもあなたの配偶者が離婚届けを持ってきた場合、
仮にあなたがその場で、配偶者が持ってきた離婚届けを受け取らず、「絶対に離婚しない!」と配偶者に言い放ったとしたら、
おそらく、配偶者の心は益々、あなたから離れ、あなたの配偶者はあなたとの離婚を強行的に進めてくるようになるでしょう。
もしも配偶者が’離婚届けをあなたに持ってきた場合は、たとえあなたが配偶者と離婚をすることを望んでいなかったとしても、
とりあえずは、その場では、一旦、離婚届けを受け取り、離婚届けを預かる状態にする方が適切です。
もちろん、あなたが離婚に同意できないのであれば、離婚届けに署名捺印をする必要はありません。
しかし、もしもあなたがその場で、配偶者とやり直すことを提案したり、
もしもあなたが、配偶者に修復をすることを説得するような行為をおこなった場合、
あなたの配偶者は、益々、あなたに反発し、あなたと配偶者の関係性は断絶される可能性が高くなります。
そのため、もしもあなたが配偶者と離婚をしたくないのであれば、あなたは配偶者に向けて、
”夫婦としてやり直すことを提案する”
”離婚せずに修復することを説得する”
これらの行為をやめなければいけません。
離婚したいと言っている配偶者を修復に向けて説得することがNGである理由については、
私の別のブログ記事
の中で詳しくお話しておりますのでそちらをご覧ください。
もしもあなたが、配偶者から離婚を宣言されている場合、
はたしてあなたは夫婦関係の修復に成功する可能性はあるのか?
それは、今後のあなたがどのような行動を取るか次第です。
◆夫婦関係を救うための必須項目
どのような人間関係でも、私たちが他の人たちの関係構築のために必要なことがあります。
それは、
■自分たちが持っている関係を楽しめること
■お互いを尊重できる関係を維持できること
■お互いに気心が知れた関係を持てること
これらの項目は、私たち人間にとって、相手と自分の心の距離感を縮め、相手と自分の気持ちを近付けるために必須項目になります。
また、これらの必須項目を構築している間に、私たちは相手との間に適切なバウンドリーを設定する必要があります。
理由は、バウンドリーがなければ、お互いにお互いのことを尊重することができないからです。
多くの場合、多くの人々は、結婚生活の中で何らかの問題が発生すると、
それらの問題を解決するために、配偶者を変えようとしますし、配偶者が自分に歩み寄るように説得することも試みます。
配偶者の意向や意見を確認しながら問題解決をするよりも、
多くの人々は自分が考えている解決策や対処方法、自分のやり方を配偶者におこなってもらおうとして、配偶者を説得する方向に向かいます。
しかし、配偶者が離婚をしたいと言っている場合、この説得は逆に夫婦関係に悪影響を及ぼします。
説得は夫婦関係を修復するためのスキルではありませんし、
ましてや、夫婦関係を良くするためのスキルでもなければ、人間関係を構築するためのスキルでもありません。
ビジネスでさえも、説得という方法はうまく機能しません。
私たち人間という生き物は、自分が信じていないことについては、たとえ、何百回、説得されても従いたくないのです。
あなた自身もそうでしょうし、あなたの配偶者もそうなのです。
◆いくつかの例外を除いて、ほとんどの場合、修復の可能性はある

まだ修復を望むのであれば、修復のために必要なことをあきらめずにおこなうことが必要。夫婦コンサルタントが正しい修復の方法をお教えします。
いくつかの例外を除いて、ほとんどのケースの場合、修復成功の希望はあります。
私は今まで、離婚調停に発展したケースでさえも、夫婦関係の修復に成功された方たちを幾度となく見てきました。
もちろん、離婚調停まで進んでしまった場合の修復は簡単ではありません。
ただ、簡単ではないからといって、まったく方法がないわけではないのです。
ほとんどのご夫婦のケースの場合、たとえ困難な状況のように思えても、まだ修復の希望はあります。
しかし、だからといって、修復のために必要なことを開始する時期を延期し続けたら、
そのうち、修復に向けてできることのタイムリミットが発生し、修復のチャンスを失う可能性が高くなりますので、
修復に必要なことをトライする時期を引き伸ばし、延期していくことは、まったくお勧めできません。
夫婦関係の修復には、自分以外の相手(配偶者)がいます。
あなたの配偶者には気持ちがあります。
あなたが、夫婦関係の修復をするかどうかを迷っている最中に、あなたの配偶者は早急に離婚を決意し、
あなたとの離婚に向けて動き始めてしまう可能性もあるわけです。
あなたが、悩みに悩みまくり、やっとの思いで、修復をトライすることを決めたとしても、
既に、その時には、あなたの配偶者はあなたとは別の未来を歩んで行くことを決意してしまうというシナリオも想定できるわけですから、
修復に必要なことをトライする時期は、早ければ早いほど、修復成功の可能性が高まるというわけです。
◆頻繁に発生する典型的なシナリオ
これはよくある典型的なシナリオです。
※それぞれの名前は仮名です。
サトミさんの夫カズオは、結婚してもう何年もの間、妻であるサトミさんとはセックスをしていません。
彼はサトミさんに今まで何度もセックスを誘ってきましたが、その都度、サトミさんに断られてきました。
理由は、サトミさんは毎日の育児と家事で疲れており、さらには、しばらく前に始めたパートの仕事のことでも頭が一杯で、セックスをする時間があったら休みたいと思っていたのです。
夫のカズオは、結婚した後も、サトミさんと時々はイチャイチャしたいと思っていましたが、子供もいるため、ふたりっきりになれる時間はなく、
結婚する前の方がサトミさんと楽しい時間が過ごせたことを思い出しては、結婚することの意味について考えていました。
毎日の生活に追われ、いつしか、カズオはサトミさんにセックスを求めることを止めました。
サトミさんは、「最近、夫はセックスを求めてこないな…どうしたのかな…」と、心の中では思っていたものの、
“夫が誘ってこないから、まぁ、いっか…” と、ふたりの間にセックスがないことに対して、あまり気にも留めていませんでした。
それからしばらく経った後、夫のカズオから突然、こう言われました。
「離婚してほしい。」と。
それを聞いて、サトミさんはとても驚きます。
「私たち、今まで普通にうまくいっていたのに、どうして急に離婚なんて??」
多くの男性の場合、セックスレスは離婚の原因になっていますが、多くの女性はそれに気づいていません。
もしもあなたがセックスレスマリッジを長い間、続けている場合、未来のどこかの時点で、あなたの配偶者は離婚を決意するかもしれませんので、
今から早急に、セックスレスを改善するための取り組みをおこなっていくことが重要です。
◆次の事柄が発生したからといって終わりではない
- 配偶者からの離婚宣告
- 配偶者の不倫
- 配偶者があなたを愛していないと言う
- 配偶者はあなたを許さないと言う
- 配偶者がもう手遅れだと言う
多くの場合、人々はこれらの状況に陥ったとしても、これらの問題を乗り越え、夫婦関係の再構築に成功した後は、今まで以上に、より強い夫婦関係を手に入れることができます。
しかし、そのためには、必要なことを継続するという強い信念と覚悟が必要です。
そのため、夫婦関係の再構築に成功する人たちもいれば、夫婦関係の再構築の途中段階で諦めてしまう人たちもいます。
はたして、あなたはどちらの道を進んでいけますか?
継続する道ですか?
それとも、諦める道ですか?
もしも夫婦関係の修復を望んでいる場合は、正しい方法で配偶者の気持ちをあなたに取り戻す必要があります。

夫婦関係の修復は、配偶者の気持ちを取り戻すことで成功します。配偶者の気持ちを取り戻す方法をおこない、再び、幸せな夫婦関係を手に入れませんか?
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Q.1 あなたは、ご主人にお願いをきいてもらいたいと思っていらっしゃいますか?
Q.2 あなたは、ご主人にお願いをしてもきいてもらえないからお願いするのをあきらめていますか?
Q.3 あなたは、ご主人にお願いしたいことがあるけど、ご主人が察してくれるのを待っている、という状態にいらっしゃいますか?
ご主人があなたのお願いを快く引き受けてくれ、あなたを大切に扱ってくれたら、とても嬉しいと思いませんか?
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