妻は、夫に対して、「もう気持ちはない。」「もう愛していない。」と言ったが、はたして、妻は本当にもう、夫に対して愛情はないのでしょうか。
夫は、妻に対して、「もう気持ちはない。」「もう愛していない。」と言ったが、はたして、夫は本当にもう、妻に対して愛情はないのでしょうか。
配偶者がまだ、あなたを愛しているか、愛していないかは、配偶者の態度を見ればわかります。
たとえば、配偶者があなたを見るときの目つきはどうでしょうか。
(1)にこやかな笑顔で、優しい眼差しで、あなたのことを見てくれますか?
それとも、
(2)冷たい眼差しであなたのことを冷ややかな表情で見ますか?
あるいは、
(3)配偶者はあなたに対して、不機嫌な表情ばかりを見せていますか?
あなたは、上記の3つの中で、どれが愛がある態度だと思いますか?
なかには、配偶者とはまったく目を合わせないという方たちもいらっしゃることでしょう。
あなたと配偶者が恋人同士だった頃を思い出してみてください。
あるいは、あなたが男性(女性)とお付き合いをしていた当時のことを思い出してみてください。
もしも、あなたが男性(女性)とお付き合いしている時、あなたのお相手の男性(女性)があなたに対して、
●冷たい眼差しであなたのことを冷ややかな表情で見る。
●あなたに対して、不機嫌な表情ばかりを見せる。
●あなたと目をまったく合わせない。
このような態度をしていたら、はたして、あなたはその男性(女性)から愛されている気がしますか?
もしも、あなたの友人が、お付き合いしている相手から、
●冷たい眼差しで友人のことを冷ややかな表情で見る。
●友人に対して、不機嫌な表情ばかりを見せる。
●友人と目をまったく合わせない。
このような態度を取られている、という話を聞いたら、あなたはそのお相手の方は友人のことを愛していると思いますか?
もしもあなたが、配偶者から、
「もう、気持ちはない。」
「もう、愛していない。」
「ひとりになりたい。」
「新しい人生に向かいたい。」
「自分に合う新しい人を見つけたい。」
このようなことを言われてしまった後、おそらく、配偶者があなたを見る目つきや、配偶者のあなたに対する視線は、以前とは変わってしまっているでしょう。
もしかしたら、今のあなたの配偶者は、意図的にあなたを見ることを避けているかもしれません。
はたして、この状況で、再び、あなたの配偶者が心を開き、あなたへの愛情を復活させ、あなたとの結婚を続けたいと切望するようになるために、あなたには、一体、何ができるのでしょうか。
仮に、今現在、あなたの配偶者があなたを愛していないと言ったからといって、それは、一生、あなたのことを愛することはない、という意味ではありません。
もしかしたら、あなたの配偶者は未来のどこかの地点で、再度、あなたに対して愛情を持つかもしれません。
しかしながら、そのためには、あなたがあなたの配偶者に対して、適切な距離感で、あなたの配偶者の気持ちを取り戻すための適切な行動を、適切な順番でおこなっていく必要があり、
もしもあなたが、それを一貫しておこなうことができれば、あなたの配偶者は、再び、あなたのことを愛するようになります。
愛というのは、私たちがはっきりと目で見ることができる形がある物質ではありません。
さらに、愛というのは、人の心の中を行ったり来たりします。
”人の心の中を行ったり来たりする”
愛は人の心の中に発生し、ただ、発生しても、状況によっては、長い期間、留まることなく、消え去ってしまうものなのです。
もしも、夫婦がお互いの愛をお互いの心の中に末永く、留めさせたいのであれば、
夫婦はお互いに、お互いの愛を留めるための努力をする必要があります。
お互いの愛を留めるための努力をしている夫婦は、お互いの心の中に、お互いに対する愛を動かさずに留めておくことができますが、
もしも、お互いの愛を留めるための努力をしていない夫婦は、お互いの心の中の愛は消え去り、別のどこかに向かってしまうのです。
通常、別のどこかというのは、配偶者以外の別の異性ということになります。
あなたの配偶者の心の中に存在した”あなたへの愛”が、別の異性の元に向かうことによって、あなたと配偶者の間には、離婚か不倫が発生するわけです。
もしもあなたが男性である場合、そして、あなたが妻から別居や離婚を宣言されている場合、かなりの高確率で、
あなたに対するあなたの妻の愛は、既に妻の心から去り、別のどこかに向かっているでしょう。
もしもあなたが女性である場合、そして、あなたが夫から別居や離婚を宣言されている場合、かなりの高確率で、
あなたに対するあなたの夫の愛は、既に夫の心から去り、別のどこかに向かっているでしょう。
私の元には、配偶者から離婚宣言された数多くの夫と妻の皆さんからのご相談が寄せられますが、
配偶者が離婚という言葉を切り出す背景には、かなりの高確率で、離婚をした後、別の異性と一緒になることを予定している、という状態になっております。
そのため、一刻も早く、あなたの配偶者の気持ちと愛を取り戻すために必要なことを、適切な順番でおこなわないといけないのです。
実際には、あれこれと迷っている時間はありません。
配偶者から離婚という言葉が出た時点で、一刻も、早急に、離婚回避に向けての適切な行動と、あなたの配偶者の気持ちを取り戻すことをしなければ、
あなたが予想するよりも早い段階で、修復のタイムリミットが訪れます。
もしもあなたが、既に、配偶者から離婚したいと言われていたり、あるいは、配偶者から気持ちがないと言われている場合で、
もしもあなたが、私が言っていることを信じない場合は、遅かれ早かれ、あなたの配偶者の気持ちと愛は、完全にあなた以外の別の誰かの元に移るでしょう。
そうなった後では、手遅れなのです。
人の心は縛れません。
人の気持ちや愛というのは、目に見える固形の物体ではありませんので、それらを誰にも渡さないように厳重に金庫にしまって保管しておくことはできませんし、
あなたは、あなたの配偶者の気持ちや愛が、あなたの元から離れないように、配偶者にそれを命令することもできないのです。
多くの皆さんは、配偶者から離婚宣言をされたり、あるいは、配偶者から、
「もう、気持ちがないから一緒にいられない。」
「もう、気持ちが冷めた。」
「ひとりになりたい。」
などと言われた際に、配偶者と話し合いの機会を持とうとします。
しかし、この話し合いを通して、多くの皆さんがおこなってしまうことは、
離婚したいと言っている配偶者に、修復をうながすことや、修復を説得することです。
それは、つまり、配偶者の目から見ると、どのようなことかと言うと、
●あなたの元から離れてしまったあなたの配偶者の気持ちや愛を、あなたの元に留まることを説得すること
●あなたの元から離れてしまったあなたの配偶者の気持ちや愛を、あなたの元に留まることを懇願すること
なのです。
だからこそ、離婚したいと言っている配偶者側は、あなたから益々、離れたいという気持ちになってしまうのです。
もしもあなたが、配偶者の気持ちや愛をあなたの元に取り戻したいのであれば、あなたに必要なことは、配偶者に修復を懇願したり、修復を説得することではなく、
あなたの配偶者の心と再び、つながるためのスキルを学び、それを適切な順番で実行していくことです。
夫婦コンサルタント/心理カウンセラー
伊藤敏恵
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