もしも、今現在のあなたの夫婦関係の状況が別居をしている状態でも、
あるいは、修復に行き詰まっていても、修復の可能性はゼロではありませんし、まだ希望はあります。
すべてのご夫婦関係で発生している問題に対して、それぞれの状況に適した解決策があります。
もしもあなたが配偶者との夫婦関係の修復を望むのであれば、
あなたとあなたの配偶者に適した解決策が何であるかを学び、ぜひ、それらに取り組り組んで下さい。
■夫婦関係の修復に成功しない人とは?
夫婦関係の修復に成功しない人々には2種類のタイプがあります。
(1)ひとつめは、すぐに諦める人。
(2)ふたつめは、トライしてみるものの、やる日があったり、やらない日があったり、必要なことを継続できない人。
もしもあなたが、上記の2つのタイプに該当する場合は、おそらく、あなたは夫婦関係の修復ができないタイプの人かもしれません。
夫婦関係の修復に成功する人々は、そのときの自分の感情を基盤にして、やるかやらないかを決定するのではなく、必要な行動を継続できる人々です。
逆に、夫婦関係の修復に成功しない人々は、そのときの自分の感情を基盤にして、やるかやらないかを決定してしまい、
やりたくない日はやらない、やりたい日はやる、というような一貫性がない状況になり、必要な行動を継続できない人々です。
あなたは自分が求める状況を得るために、必要なことを継続できる人ですか?
配偶者の浮気も不倫も、修復の希望を諦める理由にはなりません。
配偶者の浮気・不倫は、これからあなたがどの選択肢の行動を取っていくかというあなたの選択によって、
配偶者の浮気・不倫を終わらせることができるかどうが決まります。
配偶者の浮気・不倫もあなたの行動次第で終わらせることは可能です。
あなたの今後の行動が、あなたの夫婦関係に大きな影響を与えるということをぜひ知って下さい。
◆別居をしているからといって終わりではない

別居をしていても正しい方法を使えば修復できます。 そのためのキーポイントは”セパレーション・バウンドリー”
実際には、配偶者との別居に関しては、別居をしながら夫婦関係の状況を改善することができます。
別居をしていても、悪くなってしまった夫婦関係改善し、夫婦としてやり直すことに成功することは可能です。
私は長い間、夫婦関係の修復のサポートをおこなっており、今まで別居をしているご夫婦の皆さんたちの関係改善の手助けをおこない、
再び、同居することに成功し、夫婦としてやり直す決意をしたご夫婦の皆さんたちを大勢見てきました。
別居をしているからといって夫婦関係の修復ができないわけではなく、
別居をしている最中にどのようなことをおこなっているか次第で、再び、夫婦としてやり直すことができるかどうかが決まるのです。
夫婦関係の修復の成功には、配偶者と再び、気持ちの上で繋がるということが必須ですし、
配偶者に自分の良い側面を見てもらうことも必要です。
別居をしながら夫婦関係の修復をおこなうメリットのひとつは、
別居をすることによって一緒に過ごす時間が少なくなり、
配偶者との意見の食い違いによる言い合いや、自分の欠点やマイナス面を配偶者に見せずにすむというメリットがあります。
また、夫婦関係の修復に絶対必要である”バウンドリー”についても、別居をしている場合は、
”セパレーション・バウンドリー”
を活用していくことによって、配偶者から尊重してもらえる存在になりつつ、夫婦関係の修復が可能になります。
多くの皆さんが夫婦関係の修復に成功しない決定的な理由のひとつには、
適切なバウンドリー設定ができないという理由がありますが、
配偶者と別居をすることで、適切なバウンドリー設定をしやすくなり、
その結果として、バウンドリー設定ができていない同居している夫婦よりも、夫婦関係の修復に成功しやすいという傾向にもあります。
◆配偶者が不倫をしているからといって終わりではない
あなたの配偶者が他の人と不倫をしているからといって、あなたの結婚と夫婦関係が終わりという意味ではありません。
もちろん、あなたが、
「不倫をしている配偶者なんて私にはふさわしくない。そんな配偶者とは離婚をして新しい道を歩んで行く。」
と決意されるのであれば、その選択肢もありだと思います。
配偶者の不倫を終わらせることは可能です。
しかし、そのためには、あなたは自分の時間とエネルギーと、大事なお金を配偶者の不倫の調査費用として使わないといけない可能性もあります。
今まで、私が配偶者の不倫終了に向けてサポートしてきた経験から言えることは、
ほとんどの皆さんは探偵や調査会社に配偶者の不倫調査を依頼し、不倫の確固たる証拠を入手しています。
もちろん、なかには、ご自分で配偶者の不倫の証拠を見つけ出すことができている人たちもおりますが、
探偵や調査会社に不倫調査を依頼する人たちの割合の方が圧倒的に多いです。
日本においては、配偶者の不倫の対処をするための弁護士費用は、それほど高くはありません。
最も高額な出費になるのは、おそらく、配偶者の不倫の証拠を入手するための不倫調査費用になることでしょう。
「配偶者の不倫の証拠を掴むために、わざわざ、高額な不倫調査費用を支払うのがもったいない。」
「配偶者の不倫のために、大金を支払って不倫調査をしたくない。」
などとおっしゃる人たちもおられますので、配偶者の不倫調査をするかしないかについては、
費用の面と今後の目標を考慮した上で、冷静に検討する必要があります。
私の十数年における夫婦関係の修復のサポート経験から言えることは、
多くの女性の皆さんたちは自分の夫が不倫をしていても、離婚を決断することはありませんが、
夫が自分の妻の不倫を発見した場合は、大抵の夫は、即刻、妻とは離婚するという選択肢を選ぶという傾向にあります。
このことから、配偶者の不倫に関しては、男性と女性とでは考え方が大きく違うということがよくわかります。
◆配偶者から離婚宣言をされたからといって終わりではない
たとえ、あなたの配偶者があなたの元に離婚届けを持ってきても、夫婦関係の修復の可能性がゼロというわけではありません。
もちろん、配偶者が離婚届けを持ってきた場合は、ただ単に配偶者が”離婚をしたい”と言っているよりも、事態は深刻であり、この状況を軽く見てはいけません。
配偶者が離婚届けを持ってきた場合は、その後のあなたのひとつひとつの行動次第では、
急速に離婚に向かって加速してしまう可能性もありますので、あなたの発言や行動のひとつひとつを適切なものにしていかなければいけません。
特に多くの皆さんがおこなってしまう傾向にあることは、離婚届けを持ってきた配偶者に向けて、夫婦としてのやり直しや、夫婦関係の修復を説得するということです。
配偶者が離婚をしたいと言っている時点で、あなたからの修復の説得はまったく効果がありません。
むしろ、あなたからの説得の行為を配偶者は非常に嫌い、益々、あなたから離れようと必死になることでしょう。
もしも万が一、配偶者が離婚届けを持ってきたとしても、慌てず、パニックにならず、あなたの感情を適切にコントロールしながら冷静に対応する必要があります。
◆夫婦関係を救うことができない可能性が高いシグナル
もしもあなたの配偶者が、他の誰かにコミットメントしたとき、その時は、もしかしたら修復の可能性を失うかもしれないことをあなたは理解しないといけません。
たとえば、
●配偶者は別の相手と結婚の約束をし、それに向かって実際に動き出している。
●配偶者は別の相手の子供を作っている(妊娠/出産)、あるいは、子供を作ることをおこない、別の家庭(家族)を作ろうとしている。
●配偶者は別の相手と、長期間、同棲している。
●配偶者は行方不明になってしまい、まったく連絡が取れない。
配偶者と連絡を取る手段がまったくないという場合は、夫婦関係の修復に必要なことができないため、残念ながら修復はできないかもしれません。
もしもあなたが夫婦関係の修復を希望するのであれば、
”夫婦関係を救うことができない可能性が高いシグナル”
が発生する前に必要なことを取り組むべきであり、本気であなたの夫婦関係の修復に成功したいのであれば、
適切なことを継続していくという”持続力”を持つことが非常に重要です。
夫婦コンサルタント/心理カウンセラー
伊藤敏恵
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