私の元には、毎日、夫(妻)から離婚宣言をされてしまったというご相談者の皆さんたちからのご相談が、数多く、寄せられますが、
夫婦関係の修復も、何もせずにいたり、あるいは、適切な行動を取らずにいると、あっという間に数か月経ちます。
おそらく、多くの皆さんは、ご自分の夫婦関係が悪くなった後、インターネット上に溢れている夫婦関係の修復方法を見つけ、それらをトライすることでしょう。
しかしながら、ご自身がインターネットで見つけた方法や、自己流の修復方法をトライしても、夫婦関係が良くなるどころか、逆に悪い方向に向かってしまう方たちも多いのではないでしょうか。
一体、それはなぜだと思いますか?
理由は、今現在のご自分たちご夫婦の状況とレベルに適していないことをおこなっているから…なのです。
■離婚をしたいと言っている場合と、離婚調停をすると言っている場合では危機的レベルは違います
例えば、夫(妻)が離婚調停をすると言っている場合と、ただ単に、夫(妻)が離婚をしたいと言っている場合とでは、夫婦関係の悪さのレベルは違います。
冷静にお考えいただければご理解いただけると思うのですが、もしもあなたが、夫(妻)との関係が悪くなっている場合、
(1)あなたの夫(妻)が離婚調停をすると言っている場合
(2)あなたの夫(妻)が離婚をしたいと言っている場合
(3)あなたの夫(妻)は、まだ離婚とは言っていないが、無視を続けていて会話ができない場合
(4)あなたの夫(妻)は、まだ離婚とは言っていないが、夫婦の間には言い合いや喧嘩が絶えない場合
上記の中で、どのケースが、状況的に最も深刻なレベルだと思いますか?
答えは、
(1)あなたの夫(妻)が離婚調停をすると言っている場合
です。
あなたの予想は正解でしたか?
実は、夫婦関係が悪化していく流れには順番がありまして、通常の流れはこうです。
【ステップ1】
●夫(妻)は、まだ離婚とは言っていないが、夫婦の間には言い合いや喧嘩が増えます。
※この時、夫(妻)は、自分の配偶者を変えたいという思いで、配偶者に不満や文句を言います。
しかしながら、通常、この段階では、配偶者の両方ともが、自分たちの行動や態度を変えることはありません。
理由は、自分たちの行動や態度を変えなくても、離婚という方向に向かわないと信じているからです。
↓
【ステップ2】
●夫(妻)は、まだ離婚とは言っていないが、夫(妻)は無視をし始めます。
※ステップ1で自分の配偶者が変わらなかったため、配偶者に言うことをあきらめる状態になります。
↓
【ステップ3】
●夫(妻)が離婚をしたいと宣言します。
※夫(妻)は離婚をするための準備がある程度、できたため、配偶者に離婚宣言します。
↓
【ステップ4】
●夫(妻)は、配偶者に離婚を同意させるために、話し合いという名の『離婚説得会』をおこないます。
※この時、離婚したくない配偶者側は、話し合いという名の『修復説得会』をおこないます。
しかし、この話し合いは、平行線に終わり、ふたりが納得する答えにはなりません。
理由は、離婚したい側は『離婚』を求めていて、離婚したくない側は『結婚の維持』を求めているからです。
↓
【ステップ5】
●夫(妻)が離婚調停を申請すると宣言する
※夫(妻)が離婚調停を申請する理由は、もう、話し合いでは配偶者が離婚に同意しないことが明確にわかったからです。
そのため、話し合いで配偶者が離婚に応じてくれないため、最終手段として離婚調停の場で離婚を成立させたいと思うのです。
今まで、長年、数多くのご夫婦関係を見てきた私の経験上では、夫(妻)が離婚調停をしたいと言っている場合、夫(妻)は、変わらない自分の配偶者に対して、怒りの感情を持っています。
夫(妻)が持っている怒りの感情は、そのうち、配偶者に対しての憎しみの感情に変化します。
私たち人間は、憎しみの感情を持っていることによって、相手と躊躇なく、別れることができます。
人間は、憎しみ合っている方が、別れは簡単なのです。
そのため、もしも夫(妻)が配偶者に対して、怒りの感情や憎しみの感情を持ち始めている場合、彼ら(彼女たち)は、自分の配偶者から去るための準備が出来上がっていく段階になっています。
憎しみの感情というのは、なかなか、消すことができません。
そのため、夫(妻)があなたに対して、憎しみの感情を持ち始めたら、夫婦関係の修復は益々、困難な状況になるのです。
夫婦関係の修復を望んでいる皆さん。
どうぞ、あなたの夫(妻)があなたに対して憎しみの感情を持つ前に、修復に必要なことをおこなってください。
あなたに対して、憎しみの感情を持っている夫(妻)の気持ちを変えることは、非常に困難なことです。
■壊れる瞬間まで待たないでください
私がとてもよく感じることの中のひとつに、
『もっと、早くにご連絡をくれたら、まだ、修復できる可能性があったのに…』
というのがあります。
私は、毎日、数多くの男女の皆さんからご夫婦関係修復のためのご相談をいただくのですが、時々、
『限界まで待っている』という方たちをお見受けいたします。
この『限界まで待っている』というのは、夫婦関係の修復ができる可能性が、もうないかもしれないという限界点まで達しそうなギリギリの状態という意味です。
ご夫婦関係が悪い状態が続いているのにも関わらず、なんとなく、毎日を過ごしてしまい、気がついたら、かなり手遅れに近い状態になっていたり…
ご夫婦関係の修復をする必要があると思っていても、このまま、静かにやり過ごしていれば、なんとかなるかもしれないと思っていたり…
夫から離婚を迫られていても、居心地のいい家を作って家事を頑張っていれば、そのうち、夫の気持ちが変わるかもしれないと思っていたり…
妻から離婚を迫られていても、妻の家事を手伝っていれば、そのうち、妻の気持ちが変わるかもしれないと思っていたり…
夫(妻)がもう「愛していない。気持ちはない。」と言っているのにも関わらず、自分の方は「愛しているから別れたくない。」「愛しているから一緒にいたい。」といったような愛情表現をしていたり…
夫(妻)からは「そういうのはもうやめて欲しい。」とか「そんなことを言われても自分の気持ちはもう変わらないから。」と、言われているのに、何度も、夫(妻)と話し合いで解決しようとしていたり…
そのような状態で、しばらくの間、現実を見ることを避けていると、ある日、突然、夫(妻)から『最後通告』されてしまい、そのときになって、慌てふためいて、急に、
「本当に修復のために頑張らないと、夫(妻)に去られてしまう!」
「今の状況をなんとかしないと、夫(妻)から離婚されてしまう!」
と思い、自分たち夫婦が、それくらい危険な夫婦関係のレベルの状態になっていることにはじめて気づく。
そして「もっと、早くに修復のためにできることをするべきだった…」とおっしゃる方たちが、残念ながら非常に多いのです。
私は修復のための手立てを、かなり多く知っておりますが、それでも限界はあります。
すべての人の夫婦関係を救えるわけではありません。
私は、皆さんのご夫婦関係の現状をお聞きすれば、その後、そのご夫婦にどのようなことが発生するか、明確にわかります。
私には、手に取るように、皆さんの未来が見えるのです。
もしもこのままの状態を続けていたら、どのようなことがご夫婦に起こるのか、私には明確にわかるのです。
だからこそ、私は、私の元にいらしてくださる皆さんには、真実をお話させていただき、その上で、今すぐに、皆さんが行動しなければいけない行動案をお話させていただいております。
私たち人間多くは、何らかの『緊急事態』を感じなければ、行動をしない生き物です。
でも、夫婦関係の修復に限っては『緊急事態』まで待ってしまっては、手遅れの場合が多いのです。
どうぞ、緊急事態という状態の夫婦関係になるまで待たないください。
緊急事態になったら、あなたがどんなに修復を願っても、修復の手立ては本当になくなります。
夫婦コンサルタント/心理カウンセラー
伊藤敏恵
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