配偶者からの突然の離婚宣言に驚かない人はいないでしょう。
配偶者から離婚宣言をされてしまった人々の多くは、おそらく、自分が配偶者から離婚を迫られるような経験をすることを、今までまったく予想していなかったはずです。
配偶者から離婚宣言をされたからといって、必ずしも離婚になるわけではありません。
しかしながら、もしもあなたが、配偶者から離婚宣言された後、もしもあなたが、離婚回避するためにまったく役立たないことをおこなったとしたら、
もしかしたら、あなたの夫婦関係の修復のチャンスはなくなるかもしれません。
そのため、配偶者から離婚宣言をされた後のあなたの発言やあなたの態度が、どのようなものになるのかは非常に重要です。
■夫(妻)からの離婚宣言の後、あなたは何と答えますか?
もしもあなたが、あなたの夫、または、あなたの妻から、「離婚したい!」と言われたとき、あなたは何と答えますか?
おそらく、このように答えるのではないでしょうか。
(1)離婚したくない。
(2)修復したい。
(3)やり直しを考えて欲しい。
多くの皆さんが、自分の配偶者から離婚したいと言われた後、
(1)離婚したくない。
(2)修復したい。
(3)やり直しを考えて欲しい。
と、配偶者に伝えますが、残念ながら、これらの言葉を聞いて配偶者が離婚撤回することはありません。
さらには、多くの皆さんは、夫または妻から離婚宣言をされた後、このような態度を取ることでしょう。
(1)夫、または妻に”謝罪”をし、離婚しないように懇願する。
(2)夫、または妻に、”手紙”を書く。
(3)夫、または妻に、自分が悪いところは直すからと言い、結婚生活を続けることを説得する。
(4)あなたが男性の場合、家事や掃除、育児を手伝い、妻の負担を減らすためのことを一生懸命、おこなう。
(5)あなたが女性の場合、家事や掃除、育児をひとりで頑張り、夫に自由な時間を与え、夫の好きなようにさせる。
(6)話し合いをする機会を持つ。あるいは、話し合いをする機会を持とうとする。
(7)夫婦ふたりで一緒に受けられる”夫婦カウンセリング”に行く。
残念ながら、上記のどれもが、実際には夫婦関係の修復には役立ちません。
多くの皆さんは、夫婦ふたりが話し合いをすることで、離婚を回避できると思い込んでおられますが、
実際には、配偶者が離婚をしたいと言ってきた場合、話し合いをすればするほど、配偶者の離婚の気持ちが固まりますので、
離婚したいと言っている配偶者と話し合いの機会を持つことはNGです。
その理由につきましては、私の別のブログ記事【離婚したいと言っている配偶者と話し合いをしてはいけない理由】の中で、詳しくお話しておりますので、ぜひ、ご覧下さい。
私のブログ記事をお読みくださっている聡明なあなたでしたら、きっと、私の話をご理解してくださるはずです。
もしもあなたが、あなたの夫、または、妻と離婚をしたくないのであれば、できる限り、離婚に関する話し合いは避けることが大切です。
■愛していると言ってもあなたの配偶者は離婚撤回しない
もしもあなたが、あなたの夫、または妻をまだ愛していて、
「夫(妻)を、愛しているから離婚をしたくない。愛しているから修復したい。」
と思っていたとしても、この言葉をあなたの配偶者に伝えることはNGです。
もしもあなたが、今現在、あなたの夫、または妻から、「離婚をしたい。」と言われている場合、
たとえ、あなたが配偶者に対して、「愛しているから別れたくない。」と言ったとしても、あなたの夫、または妻は、
「そのような事を言われても今さら遅い。」
「私(俺)は、もう気持ちがなくなった。」
と言うでしょう。
さらには、もしもあなたの配偶者が離婚宣言をしている場合で、もしもあなたが離婚をしたくない場合、
もしもあなたの配偶者があなたに、
「私(俺)のことをまだ愛しているのか?」
「私(俺)に対して、まだ気持ちがあるのか?
「私(俺)のこと、どう思っているの?」
などといった質問をあなたに投げかけてきた場合、仮にあなたがまだ、配偶者のことを愛していても、
その時点で、あなたが配偶者に「愛している。」と答えることはNGです。
理由は、離婚を望んでいる側の多くは、
「愛しているなら、私(俺)を解放してほしい。(⇒離婚して欲しいという意味)」
「愛しているなら、私(俺)を自由にしてほしい。(⇒離婚して欲しいという意味)」
「愛しているなら、私(俺)の気持ちを尊重してほしい。(⇒離婚して欲しいという意味)」
「愛しているなら、私(俺)の幸せを考えて欲しい。(⇒離婚して欲しいという意味)」
などといったことを言います。
もしもあなたが、あなたの夫、または妻から、そのように言われたら、あなたは離婚に同意できますか?
あるいは、あなたの夫、または妻の離婚したいという気持ちを尊重して、離婚に賛成してあげますか?
おそらく、答えは「ノー(いいえ。それはできない。)」ではないでしょうか。
もしもあなたの答えが「ノー(いいえ。それはできない。)」である場合、
もしもあなたが、あなたの夫、妻に対して、
「離婚はできない。」と答えた場合、おそらく、あなたの夫(または妻)は、こう答えるでしょう。
「もしもあなたが、離婚に賛成できないのであれば、あなたは本当に私(俺)のことを愛しているわけではない。」
「私(俺)のことを、本当に愛しているのであれば私(俺)の気持ちを尊重して離婚に同意できるはず。でも、それができないのであれば、あなたは私(俺)のことを本当に愛しているわけではない。私(俺)のことを愛していない人とは離婚するしかない。」
私は、長年、夫婦関係の修復の仕事に従事しておりますが、実は、このようなことを配偶者から言われてしまう方たちが、意外に多いのです。
「私(俺)のことをまだ愛しているのか?」
「私(俺)に対して、まだ気持ちがあるのか?
「私(俺)のこと、どう思っているの?」
というような配偶者の質問に対して、
「愛している。」
「好きな気持ちがある。」
「大切に想っている。」
というような答えはNGです。
心理学者で夫婦関係の修復のサポートをおこなっている私の夫も、上記の返答を彼のクライアントの皆さんには、まったくお勧めしておりません。
■気持ちがなくなると一緒に暮らせない?
あなたの夫(妻)は、あなたにこのように言っていませんか?
「もう、気持ちがなくなってしまった。」
「気持ちが離れているのに一緒にいる意味ないだろ。」
「気持ちがないのに、このまま一緒に暮らすのは嫌。」
「もう、私(俺)の気持ちは変わらない。このままだと、ただ、年月が過ぎていくだけだから、早く(離婚を)決めたい。」
「気持ちがないのに、いつまで我慢すればいいの?」
「あなたが何をやっても、私(俺)の気持ちは、絶対に変わらない。だから離婚したい。」
「もう、気持ちが切れてしまった。」
私の元には、男性と女性のクライアントの皆さんの両方がおられますが、
最近の皆さんの傾向として,
「気持ちがないから、離婚したい。」という方たちが増えているように思えます。
近年の傾向としては、男女共に、
「気持ちがあるから一緒に暮らす。」
「気持ちがないから別れる。」
というような“気持ち”を基準にして、結婚生活を続けるか、続けないかの判断をしているケースが増えているように思えます。
なかには、お子さんのことがあるから、仕方なく、結婚生活を続けているという方たちもいらっしゃいますが、
しかしなから、最近は【子供のために我慢して結婚生活を送る】というような考え方が減っているように思えます。
「実際には、「気持ちがなくなった。」と言っている夫たちを、お子さんのことだけを理由に妻のもとへ引き留めるということは、非常に難しいです。
「気持ちがなくった。」とおっしゃっている夫に対しては、妻側は夫の気持ちが復活するために必要なことをおこなわないといけません。
夫の気持ちを取り戻すために必要なことは、
・家事を一生懸命やることではありません
・料理を頑張ることでもありません
・家をキレイにしたりすることでもありません
・何も言わずに我慢することでもありません
・良い妻を演じることでもありません
これらのことは、男性の気持ちを取り戻すために的外れなことですのでご注意下さい。
さらには、夫が「(夫の帰宅を)待っていなくていい。」と言っているにも関わらず、夫の帰宅を待っていたり、
夫が「食事の支度をしなくてもいい。」と言っているのにも関わらず、夫の食事を用意していたり、
夫が望んでいないことをおこなっても、夫の気持ちは戻ることはないということを、ぜひ、ご理解して下さい。
また、「気持ちがなくった。」とおっしゃっている妻に対しては、夫側は妻の気持ちが復活するために必要なことをおこなわないといけません。
妻の気持ちを取り戻すために必要なことは、
・妻のために家事を手伝うことではありません
・妻のために料理を頑張ることでもありません
・妻の負担を減らすためにお家を掃除することでもありません
・妻にお金をたくさん渡すことでもありません
・妻の言うことを何でもきいてあげることでもありません
もしもあなたが男性で、もしもあなたの妻から離婚宣言をされてしまい、
その後、あなたがあなたの妻に対して、上記の行動をしているとしたら、
あなたは、”ミスターナイスガイ”というタイプの男性になってしまっており、逆にそれが原因であなたの妻の気持ちはあなたに戻って来ないのです。
離婚したいと言っている夫(妻)の気持ちを取り戻すためには、3つの条件を作る必要があるのです。
これができない限り、あなたの夫(妻)は戻ってきません。
もしもあなたが、あなたの夫(妻)の気持ちを取り戻し、再び、仲良く、一緒に楽しい結婚生活を過ごしたいと望むのであれば、ぜひ、3つの条件を作って下さい。
3つの条件の作り方につきましては、私の個別コンサルティングで詳しくお教えさせていただいておりますので、お気軽にご相談下さい。
夫婦コンサルタント/心理カウンセラー
伊藤敏恵
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