私の元には、ご夫婦関係の修復を望んでいらっしゃる男女の皆さんがご相談にきてくださいますが、ご相談にいらしてくださるクライアントの皆さんたちの中には、なかなか、夫婦の愛が復活しないことで悩んでいらっしゃる皆さんもおられます。
今まで、離婚寸前のご夫婦の皆さんを数多く救ってきた夫婦コンサルタント伊藤敏恵が、夫婦の愛を復活させたいと思っていらっしゃる皆さんに向けて、お話をさせていただきます。
(※音声でお聴きいただくことができます)
【Spotifyでもお聴きいただけます】
【夫婦の愛が復活しない理由】
By. 夫婦コンサルタント/心理カウンセラー伊藤敏恵
私のポッドキャストエピソードNo.28『夫婦の愛が消えていく理由』の中で、怒りのブーメランについてお話させていただきました。
本日は、怒りのブーメランのお話の続きになりまして、
『一般的な人たちが、怒りという感情を抱いたとき、その後、どのような行動パターンを取るか?』
についてお話させていただきます。
もしもまだ、あなたが、私のポッドキャストエピソードNo.28『夫婦の愛が消えていく理由』について、お聴きになっていらっしゃらない場合は、ぜひ、お聴きになってみて下さい。
この怒りのブーメランのお話は、私がとても尊敬しており、アメリカ人で世界的にも非常に有名な Dr. Charles Stanley が話してくれたことです。
私は、このお話を、直接、Dr. Stanley から聞かせていただける機会を持て、本当に光栄でした。
実は、私は、長年、Dr. Stanly から、直接、お話を聴きたいという願いを持っておりまして、その願いが叶ったことに対してとても嬉しく思っております。
それでは、本題に入る前に、怒りのブーメランについて少しだけ復習してみたいと思います。
Dr. Stanley が、お話してくれたことは、
怒りは、人間の感情の中で、最も、危険であり、怒りは、まるで”ブーメラン”のようなものであり、それを投げた人の元に、必ず、戻ってくる。
たとえ、怒りの感情を持った理由が”正当性のある理由”だったとしても…。
さらに、怒りの感情は、人を傷つける。
あなたが怒りの感情を持てば、その怒りの感情は、最終的には”あなたを傷つけるものとなる”。
ということでした。
本日は、その続きの内容となりまして、
『一般的な人たちが、怒りという感情を抱いたとき、その後、どのような行動パターンを取るか?』
ということについてお話してみたいと思います。
これが、実は、夫婦の愛が復活しない理由のひとつにもなっておりますので、もしもあなたが、ご夫婦の愛を復活させたいと思っていらしゃる場合は、ぜひ、最後までお聴きになってみて下さいね。
多くの皆さんは、怒りの感情を持ったとき、ある一定の行動パターンを取ります。
1つめは、
(1)怒りを押し込めて、抑制する。
ということです。
こちらは、もしかしたら、人によっては『我慢』という言葉を使用する方たちもいらっしゃるかもしれません。
自分の怒りの感情を、我慢して押し込める、という感じになります。
しかし、通常、この我慢というのは、一時的であれば有効な場合もありますが、大抵の皆さんの場合、
長期間での我慢というのは、なかなか、機能せず、多くのケースでは、我慢は効果がなく、怒りの感情が爆発するという状態になります。
2つめは、
(2)怒りをさらに沸々と煮立たせる。
ということです。
こちらは、おそらく、最初は我慢をしているのだと思いますが、なかなか、怒りの感情を打ち消すことができず、
怒りの原因になっている出来事について、ずっと考え続け、自分の心の中で、さらにその怒りを大きくしていくということです。
つまり、これは自分自身でさらに怒りを増幅させ、益々、大きくしていくということになります。
3つめは、
(3)怒りを爆発させる。
ということです。
こちらは誰かに自分の怒りの感情をぶつけたり、物を叩いたり、蹴ったり、壊したり、物にあたったりして、自分の怒りの感情を爆発させるということが含まれます。
怒りの感情を誰かにぶつけるということは、まさに、相手に怒りのブーメランを投げているという状況です。
4つめは、
(4)怒っている自分を正当化する。
ということです。
こちらは、「私には怒っている正しい理由がある。だから私が怒っているのは当然なんだ。」と、自分の怒りの理由を正当化するということです。
その結果、通常、このパターンでは、自分の怒りの原因を他者のせいにして、他者を責めたり、他者を非難したり、あるいは、他者を恨んだりするということが発生します。
5つめは、
(5)怒りの感情を抱くことによって、自分自身にとっての何らかのメリットを得ている。
ということです。
こちらは、例えば、もしもあなたが、不機嫌な態度や不機嫌な表情を相手に見せることによって、
相手はあなたのご機嫌を取るようになってくれたり、相手はあなたに対して謝ってくれたりするかもしれません。
相手があなたに対して、そのような態度を取ってくれることによって、
もしも、あなたが何らかの満足感を得ているとしたら、それはあなたが怒りの感情を持つメリットになっているはずです。
通常、怒りの感情を持った多くの皆さんたちは、これらの行動パターンのどれかを取っているケースが非常に多いです。
もしもあなたが、何らかのことが原因で怒りの感情を持った時、その後、おそらく、これらの行動パターンのどれかを取っているのではないでしょうか。
私の元には、ご夫婦関係が悪くなってしまった男女の皆さんからのご相談が、数多く、寄せられますが、
怒りの感情を配偶者にぶつけてしまった結果、夫婦の愛が復活することが難しい状況に陥っていらっしゃる方たちも一定数おられます。
怒りの感情を配偶者にぶつけることをおこなっていると、通常、怒りの感情をぶつけられた側が、
怒りの感情をぶつけた相手のことを、なかなか、許せないということが発生します。
よくあるケースといたしましては、怒りの感情をぶつけられた側は、結婚生活を穏便に続けるために、配偶者が怒りの感情をぶつけてきても、我慢をしているといいますか、
つまり、1つめの行動パターンである『怒りを押し込めて、抑制する』をおこなっているのですが、
ただ、この行動パターンが長年、続くことはなく、ある時点で、我慢が限界に達し、爆発するということが起こるわけです。
怒りの感情をぶつけられた側が爆発する際、大抵の場合、「離婚をしたい。」「別居をしたい。」というようなことになるのです。
その段階で、怒りの感情をぶつけていた側は、自分の妻や夫に、今までのことについて謝罪したり、
「もう、怒らない。」といったようなことを伝え、離婚せずにやり直しをして欲しい、と言うのですが、
離婚や別居を決意した側にとっては、配偶者の謝罪の言葉というのは、まったく心に響かないものになっているというわけです。
配偶者に対して、なんらかの怒りの感情を持ち続けていると、残念ながら、夫婦の愛は発生しません。
理由は、怒りというのは、私たち人間から愛情を奪っていくものだからです。
私のお話を聴いてくださっているあなたが、今現在、配偶者に対して、怒りの感情を持っているかどうかは私にはわかりませんが、
もしもあなたが、今現在、あなたの夫、または妻に対して、何らかの怒りの感情を持っているとしたら、おそらく、あなたには怒りの感情を持つ正当な理由があることでしょう。
しかし、もしもあなたが、何らかの理由で、怒りの感情を持ってしまっている場合は、その原因になっている根本的な問題を解決することをしなければ、
おそらく、あなたが怒りの感情を持ってしまうことは、これからも続くと思うのです。
もしもあなたの怒りの感情の原因になっていることに対する対処方法がわからないという場合は、ぜひ、私にご相談してみてください。
もしも、あなた自身が抱えている問題が、あなたおひとりの力で解決できない場合は、どうぞお気軽にご相談ください。
あなた自身が抱えている問題が、あなたおひとりの力で解決できない場合は、どうぞお気軽にご相談ください。
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