夫婦関係が危機的な状況になっていらっしゃるのにも関わらず、今すぐにやるべきことについて、なかなか、アクションを取れない方たちがいらっしゃいます。
そのような皆さんにおかれましては、もしかしたら、残念ながら今の結婚に終わりを告げなければいけない時が来るかもしれません。
理由は、夫婦関係の修復には”タイムリミット”があり、仮にあなたが、夫婦関係の修復をしたいと望んでも、あなたの夫(妻)は、あなたとの結婚生活に見切りをつけてしまうかもしれないからです。
もしも万が一、今現在、あなたと夫(または妻)との間に離婚が成立していなかったとしても、
・あなたと夫(または妻)と間には、会話はほとんどなく、
・あなたと夫(または妻)は、一緒に行動することもなく、
・あなたは夫(または妻)から、無視や拒絶をされていたり、
・あなたの夫(または妻)の心はもう既に完全に、あなたから離れている。
このような状態になっているのにも関わらず、それでも、婚姻届けという紙切れ一枚だけでつながっている結婚という形を、死ぬまでキープしたいという方たちも世の中にはいらっしゃるかもしれません。
そのような皆さんにおかれましては、その選択肢を取っていただくのもそれぞれの皆さんの選択だとは思います。
あるいは、世間体を考えるあまり、仮面夫婦でも家庭内別居でも、離婚をするよりはマシと思う方たちもいらっしゃることでしょう。
もちろん、そのような生き方もありますので、それを望む皆さんにおかれましては、その皆さんの自由だとは思います。
しかし、私たち人間のすべてに共通していることは、人生はたった1度きりであり、過ぎ去った時間は、誰にも取り戻すことはできないということです。
もしもあなたと夫(または妻)の今現在の夫婦関係が悪い状態で、そのような生活を何十年も続けていく。
仮に、あなたの人生がそのような人生になったとしても、あなたの人生ですから、どのような生活を選んだとしても、それはあなたの自由でもあるわけです。
しかしながら、私はこう思うのです。
もしもあなたが、夫(または妻)から拒絶され、夫(または妻)から離婚したいと言われ、夫(または妻)の気持ちがなくなってしまった状態の結婚生活を、このままずっと続けていったとしたら、
■あなたの人生が終わるとき、あなたは一体、何を思うのでしょう…。
■あなたが歳を取ったとき、もしもあなたの体調が悪くなることが発生したとき、このままの状態が続いたら、果たしてあなたの配偶者はあなたの面倒を見てくれるのでしょうか…。
■このまま配偶者から拒絶されている状態が続いたら、あなたの配偶者はあなたを助けてくれるのでしょうか…。
多くの皆さんは、自分たちの『未来』について真剣に考えていません。
だからこそ、自分の配偶者が「離婚したい!」と言っていても、このまま、そっとやり過ごしていければ、まだ、なんとかなると思い込んでいます。
でも、夫婦関係の修復というのは、月日が経てば経つほど、修復できるチャンスが減ると思ってください。
私の元には、非常に危機的な状況に陥っている皆さんからのご相談が多く寄せられますが、なかには、離婚へのカウントダウンが始まっていらっしゃる方たちもおられます。
もしもあなたが離婚をしたくないのであれば、一刻も早く、修復のために必要なことを実行することです。
でも、それができずにタイムリミットに到達してしまった場合、その時に後悔しても、もう遅いのです。
■今の状況をかを変えようと思ったら『勇気』が必要
あなたは、『勇気』とは一体何だと思いますか?
この勇気という言葉。
Wikipediaによりますと、
と書かれております。
これを見て、私は少し、違和感を感じました。
英語では、勇気のことを『Courage』と言います。
『Courage』を辞典で調べてみると、
と書かれてあります。
私は、英語の『Courage/勇気』の方が、勇気の意味合いとしては非常にふさわしいと感じました。
英語の『Courage/勇気』の説明では、
■Courage is the choice.
勇気は『選択』である。
と言っています。
そして、
■Courage is willingness.
勇気は『やろうとする心意気』である。
と言っています。
つまり、勇気とは、『恐怖、不安、躊躇、あるいは恥ずかしいなどと感じることがあったとしても、それを乗り越えてやってみようという心意気を持って、実行することを選択すること』なのです。
勇気を持てないからといって、あなたが強い心を持てないという意味ではありません。
日本語のWikipediaで言われているように、必ずしも『勇ましい強い心』を持っていることが勇気ではないと思います。
ご夫婦関係の修復においては、実行することを選択することが難しい場合もあるかもしれません。
実行することにおいて、不安や恐れがあって、選択できないと感じてしまう場合もあるかもしれません。
でも、今を変えたいのであれば、やはり、選択することが必要であり、実行することも必要になってきます。
私のクライアントの皆さんたちも、勇気を出してくださっています。
それは、やってみようという心意気を持って、実行することを選択してくださっているということなのです。
そして、選択した後は決めたことを実行してくださっています。
実行してくださっているからこそ、状況が変わっていっています。
あなたの未来は、あなたが選択権を握っています。
あなたの未来が良くなるかどうかも、今のあなたの選択にかかっています。
『勇気』とは「やろうという心意気を持って選択すること」です。
今のあなたは何を選択しますか?
やってみようという気持ちを持って選択することですか?
それとも、やってみようという気持ちを持たない、今の自分のままでいることを選択することですか?
あなたの未来について心の底から真剣に考えたときに、あなたはどちらを選びますか。
もしもあなたが、今の自分のままでいることを選択した場合は、おそらく、あなたの夫(妻)は、最終的にはあなたから去ることを決意するでしょう。
■とりあえず待つ、という受け身の姿勢では修復の成功はありません
夫婦関係の修復に関しては、多くの皆さんが、とりあえず待つという受け身的な手法を選択する傾向にあります。
・夫(妻)との関係が悪いけど、夫(妻)は何も言ってこないから、とりあえず、このままでいよう。
・夫(妻)から離婚って言われたけど、それっきり、夫(妻)は何も言ってこないから、とりあえず、このままでいよう。
・夫(妻)とはほとんど口もきいていないけど、このまま、やり過ごしていれば大丈夫かもしれないから、とりあえず、このままでいよう。
このような思考を持ち、”とりあえず、このまま、何もしないで待つ”という方法を取る方たちが意外と多いのですが、その結果、どうなるかというと、
■そのうち、夫(妻)から離婚の催促をされる
■そのうち、夫(妻)が逆上してくる
■そのうち、夫(妻)が離婚届を持ってくる
■そのうち、夫(妻)が離婚調停を立てる
■そのうち、夫(妻)が出ていくと言う
などといったことが発生します。
私は今まで長年、夫婦関係の修復のサポートのお仕事をおこなっておりますが、その経験の中で、このようなことが多く発生しています。
おそらく、待っている側というのは、とりあえず、配偶者が何も言ってこないから、このままおとなしくしていれば、この状況をやり過ごすことができると思い込んでいらっしゃるかもしれませんが、実際はそうではありません。
夫(妻)が何も言ってこない理由はは、彼ら(彼女たち)は、「これからどの方法を取って離婚に持ち込むか?」ということを模索している状態であり、それが見つかったら、夫(妻)にこのように言ってきます。
「早く離婚したい。」
「早く離婚を決めてくれ。」
「決めてくれないなら、離婚調停をする。」
「決めてくれないなら、出ていく。」
「もう、離婚以外はあり得ない。」
「離婚を進めたいから弁護士を依頼する。」
夫婦関係の修復というのは、早急に着手していただいた方が、より一層、できることがあります。
しかしながら、夫婦関係の修復というのは、待てば待つほど、打つ手がなくなる方向に向かいますのでご注意ください。
夫婦コンサルタント/心理カウンセラー
伊藤敏恵
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